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【中古】 Svetlanov / Ussr State So The Art Of Svetlanov 【CD】

【中古】 Svetlanov / Ussr State So The Art Of Svetlanov 【CD】

状態可状態詳細ジャケット:EX、盤:EX、BOX仕様コメント20枚組/盤質:A~AB中古商品のご購入について※中古商品の状態、仕様、内容等に関するお問い合わせはお受けできません※中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません>>その他注意事項(必ずご確認ください)出荷目安の詳細はこちら商品説明(こちらは新品の商品説明となります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。)アート・オブ・スヴェトラーノフ(20CD)スクリベンダムのアルバムをまとめたお買得ボックススクリベンダム・レーベルがメロディアからライセンスを得てアビーロード・スタジオでARTリマスタリングをおこない発売したアルバム12タイトル計20枚のディスクをまとめたボックス・セットの登場。【収録情報】CD1ブルックナー交響曲第8番スヴェトラ・マニアに大人気の超個性的なブルックナー演奏。まさにソ連製重戦車といった趣の分厚い弦や強大な金管セクションが織り成す響きの洪水状態は、自然派のブルックナー演奏とは正反対。とはいえ、ときにマーラーやチャイコフスキーをさえ思わせるその壮麗な音楽には抗いがたい魅力も備わっています。・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108 [ノヴァーク第2稿] 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(セッション)CD2レスピーギ:ローマ三部作許光俊氏も大絶賛の猟奇的野蛮演奏。その破壊的なまでの「アッピア街道の松」を聴くだけでもスヴェトラ好きなら感激もひとしお。実に13秒間(!)に及ぶ最後の和音が終わったあとのブラヴォーも当時のモスクワでのコンサートとしては異例の強烈さです。・レスピーギ:交響詩『ローマの松』・レスピーギ:交響詩『ローマの祭り』・レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』 録音時期:1980年 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD3, CD4ベートーヴェン:『英雄』『運命』いかにもスヴェトラーノフらしいユニークなベートーヴェン演奏が楽しめるアルバム。大編成モダン楽器オーケストラによる重厚長大型演奏の極致ともいうべき濃厚な表情を湛えた『英雄』のCDは以前からスヴェトラ好きのあいだでは有名なものでしたが、今回は『運命』との組み合わせとなっているのがポイント。『運命』も同じく重量級の演奏で、古典的な軽快さなどは微塵もありません。・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD5, CD6, CD7・ブラームス:交響曲全集許光俊氏がかつて著書で「肉のかたまりのように分厚く重たい和音、納豆のように延びる強烈なカンタービレ、巨大なたいまつのように熱いリズムというぐあいに、その表現力はすさまじく、現代の他の指揮者は誰も比肩できまい。さしずめかつてのスタン・ハンセン、ブレーキの壊れたダンプカーだ。どう見てもブラームスらしいウジウジしたところ、否、繊細さとは無縁だが、ひとつの表現として充分説得力がある」と絶賛したユニークな演奏。・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 op.90・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD8, CD9, CD10, CD11, CD12, CD13チャイコフスキー:交響曲全集交響曲は、まだ39歳だったスヴェトラーノフによる意気軒昂、迫力満点の演奏が揃っており、特に後期の3曲は、晩年のスヴェトラーノフからは考えられないパワフルさが素晴らしく、その壮絶なまでの音楽づくりに、改めてこの指揮者のカリスマ性を見る思いがします。・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』・交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』 ・交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』・交響曲第4番ヘ短調 Op.36・交響曲第5番ホ短調 Op.64・交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』・マンフレッド交響曲・スラヴ行進曲・テンペスト・フランチェスカ・ダ・リミニ・イタリア奇想曲・アンダンテ・カンタービレ・1812年・弦楽セレナーデ・ロメオとジュリエット 録音時期:1967年(交響曲) 録音方式:ステレオCD14ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(セッション)セッション録音で各楽器の音がきちんと聴こえるため、作品に備わる暴力性や抒情性が多彩な表情で示される仕上がりとなっています。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1968年 録音方式:ステレオ(セッション)CD15ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(ライヴ)モスクワにおける実況録音で、スクリベンダムで初めて公になった音源です。『レニングラード』は、他にも数種の演奏がリリースされているスヴェトラーノフ得意の作品。ここでも「戦車」に例えられる爆走ぶりと圧倒的な重量感にみちたヘヴィなアプローチが強烈で、特にナチスのレニングラード侵攻を描写したとされる第1楽章にはやはり凄まじいものがあります。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1978年2月28日 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD16フレンニコフ交響曲全集ソ連政府公認(?)の大迫力交響曲をメロディア離れした優秀録音楽しめる内容。1957年から1992年の36年間にわたってソ連作曲家同盟第1書記を務めた作曲家、フレンニコフは、1913年6月10日、イェレツに誕生。はじめグネーシン音楽院でグネーシンとゲルマンに作曲を師事。ついで、モスクワ音楽院で作曲をシェバリーンに、ピアノをネイガウスに学び、1936年に卒業。1948年にソ連作曲家同盟書記長に就任し、以後、長年にわたってソ連楽壇の体制側重鎮として辣腕を振るいます。 その音楽はライバル(?)のショスタコーヴィチとは対照的な肯定的な明るさ、健康的な激しさ、素朴な嘆きや悲しみの表現に長けた大変に親しみやすいもので、ジャンルも交響曲や協奏曲、バレエ、オペラ、オペレッタ、映画音楽など実に多岐にわたっています。 それらの作品がいかに広く受け入れられたかは、1963年のソ連邦人民芸術家賞、1973年の社会主義労働英雄賞、1974年のレーニン賞など、数々の栄誉ある受賞からも明らかです。まさに体制の申し子のような作曲家として、ソ連音楽の大衆化路線を推進したフレンニコフでしたが、3曲の交響曲はその英雄的な力強さと喜怒哀楽表現の異様なまでの克明さによって、交響曲ファンやロシア音楽ファンにカルトな人気を博しており、特に強烈な第2番は、モービル・フィデリティのCD(廃盤)がマニアの間でお宝として珍重されていました。スクリベンダムから登場したアルバムにはその第2番と共に、初CD化となる第1番、第3番も収められており、凶暴大音響ファンの溜飲を下げる効果も十分と思われます。・交響曲第1番 変ロ短調 OP.4・交響曲第2番 ハ短調 OP.9・交響曲第3番 OP.22 録音時期:1973年、1978年(2番) 録音方式:ステレオ(セッション)CD17『新世界』『春の祭典』『鉄工場』モソロフの『鉄工場』は、ロシアン未来派の傑作として有名な小品ですが、その近代工場を描いたという曲趣の面白さはスヴェトラーノフにぴったり。弦楽と木管中心に猛烈な速度で示される無機的な単純作業の繰り返しと、金管のファナティックな叫び、金属板や金鎚を交えたパーカッションの破壊的なまでのハイ・テンション・サウンドは、まさにスヴェトラーノフ&ソ連国立響でなくては成しえない世界。このコンビ最高の演奏のひとつと称えられることも納得の名演奏です。 『春の祭典』はスヴェトラーノフ屈指の暴力演奏。世に名高いヴァイオレンスぶりは本当に凄まじく、「近代管弦楽法の昇華」とされるこの作品が、広大なロシアの大地もせましとのたうち回る巨大な怪獣もさながらに変貌しているさまには絶句。ロシア産の『ハルサイ』としては、こののちもフェドセーエフ盤やゲルギエフ盤がありますが、それら後輩たちとは生きてきた“時代”とパワーが違い過ぎます。 『新世界より』は、1981年3月17日のライヴ録音で、頭痛がしてくるほどの衝撃が連続するオキテ破りの超爆演です。第1楽章は開始からしばらくは手探りが続きますが、第2主題を晩年のバーンスタイン以上にコッテリ歌い上げたあたりからエンジン全開、金管の咆哮が破壊的エネルギーを惜しげもなく放射しながら、怒涛のクライマックスへとばく進します。 第2楽章では、“家路”のテーマより、哀愁の色濃い第2主題に肩入れして嫋々たる濃厚さを示す一方、第一楽章の一主題が回帰する箇所では、信じがたいほどの金管の強烈さ(下品さ?)をアピール。 続く第3楽章でも、暴走する第1主題と、思い切りのどかな第2主題との対比を強烈につけるあたり非常に印象的ですが、この演奏のキモはなんといっても終楽章。冒頭からやたら物々しく、金管ファンファーレが天を突く怪鳥の叫びなら、キマリまくるティンパニは地を裂くばかり、おまけに情緒的な旋律は弦がベターっと歌ったりと、重戦車の激走&綿々たる情緒が錯綜する目まぐるしい展開は痛快のひと言です。 そして驚愕の終結部。この曲はオケの全奏のあとホルンと木管が残り、万感の余韻とともに終るのがふつうですが、ここでは何と全強奏フルパワーのままフィニッシュ! こんな処理は確認できた範囲では他に類がなく、まさに前代未聞「泣く子も黙る」荒ワザです。 ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』 録音時期:1966年 録音方式:ステレオ(セッション)・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 OP.95『新世界より』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(ライヴ)・モソロフ:交響的エピソード『鉄工場』OP.19 録音時期:1975年 録音方式:ステレオ(セッション)CD18・エルガー:交響曲第2番、『海の絵』 交響曲第2番は以前LPで発売されており、そのユニークな演奏によってマニアを虜にし、大いに珍重されていたという逸品。全体に速めのテンポ設定で、特に第1楽章でのダイナミズムは聴きものです。ときに凶暴ですらあるその音楽づくりは圧倒的といってよいもので、この曲の通常の演奏とは大きく様相が異なるものの、これはこれで作品解釈の幅広さを示すものとして興味深いものといえるのではないでしょうか。なにしろエルガーの第2交響曲には、なぜか英国のオーケストラしかレコーディングがないため、こうしてほかの国のオーケストラで聴くと、そのパワーや奏法、カラーの違いから来る印象の差が鮮明に浮かび上がるからです。また、そこにスヴェトラーノフの扇情的かつ強烈なクライマックス構築の手法が加わることで、演奏の個性はさらに際立ってくるものと思われます。 オーケストラ伴奏付き歌曲集である『海の絵』は、ネスとのレジデンティ盤に続くスヴェトラーノフ2種目の録音。スヴェトラーノフはなぜか「海」について書かれた作品にこだわっており、ドビュッシーの『海』を筆頭に、グラズノフ:『海』、チュルリョーニス:『海』、ニーストレム:交響曲第3番『海の交響曲』、アルヴェーン:交響曲第4番 『海辺の岩礁から』といったオーケストラ作品のほか、ショーソン:『愛と海の詩』、ニーストレム:『海に寄せる歌』といった管弦楽伴奏歌曲もとりあげています。 エルガーの『海の絵』は、そうした一連の「海」関連作品の中では、穏やかな美しさにあふれたものといえ、同時期に書かれた『エニグマ変奏曲』をも思わせる親しみやすさが息長い人気に繋がっておるものと思われます。…

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【中古】 Svetlanov / Ussr State So The Art Of Svetlanov 【CD】

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状態可コメント20CD BOX/CD6盤質B中古商品のご購入について※中古商品の状態、仕様、内容等に関するお問い合わせはお受けできません※中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません>>その他注意事項(必ずご確認ください)出荷目安の詳細はこちら商品説明(こちらは新品の商品説明となります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。)アート・オブ・スヴェトラーノフ(20CD)スクリベンダムのアルバムをまとめたお買得ボックススクリベンダム・レーベルがメロディアからライセンスを得てアビーロード・スタジオでARTリマスタリングをおこない発売したアルバム12タイトル計20枚のディスクをまとめたボックス・セットの登場。【収録情報】CD1ブルックナー交響曲第8番スヴェトラ・マニアに大人気の超個性的なブルックナー演奏。まさにソ連製重戦車といった趣の分厚い弦や強大な金管セクションが織り成す響きの洪水状態は、自然派のブルックナー演奏とは正反対。とはいえ、ときにマーラーやチャイコフスキーをさえ思わせるその壮麗な音楽には抗いがたい魅力も備わっています。・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108 [ノヴァーク第2稿] 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(セッション)CD2レスピーギ:ローマ三部作許光俊氏も大絶賛の猟奇的野蛮演奏。その破壊的なまでの「アッピア街道の松」を聴くだけでもスヴェトラ好きなら感激もひとしお。実に13秒間(!)に及ぶ最後の和音が終わったあとのブラヴォーも当時のモスクワでのコンサートとしては異例の強烈さです。・レスピーギ:交響詩『ローマの松』・レスピーギ:交響詩『ローマの祭り』・レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』 録音時期:1980年 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD3, CD4ベートーヴェン:『英雄』『運命』いかにもスヴェトラーノフらしいユニークなベートーヴェン演奏が楽しめるアルバム。大編成モダン楽器オーケストラによる重厚長大型演奏の極致ともいうべき濃厚な表情を湛えた『英雄』のCDは以前からスヴェトラ好きのあいだでは有名なものでしたが、今回は『運命』との組み合わせとなっているのがポイント。『運命』も同じく重量級の演奏で、古典的な軽快さなどは微塵もありません。・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD5, CD6, CD7・ブラームス:交響曲全集許光俊氏がかつて著書で「肉のかたまりのように分厚く重たい和音、納豆のように延びる強烈なカンタービレ、巨大なたいまつのように熱いリズムというぐあいに、その表現力はすさまじく、現代の他の指揮者は誰も比肩できまい。さしずめかつてのスタン・ハンセン、ブレーキの壊れたダンプカーだ。どう見てもブラームスらしいウジウジしたところ、否、繊細さとは無縁だが、ひとつの表現として充分説得力がある」と絶賛したユニークな演奏。・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 op.90・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD8, CD9, CD10, CD11, CD12, CD13チャイコフスキー:交響曲全集交響曲は、まだ39歳だったスヴェトラーノフによる意気軒昂、迫力満点の演奏が揃っており、特に後期の3曲は、晩年のスヴェトラーノフからは考えられないパワフルさが素晴らしく、その壮絶なまでの音楽づくりに、改めてこの指揮者のカリスマ性を見る思いがします。・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』・交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』 ・交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』・交響曲第4番ヘ短調 Op.36・交響曲第5番ホ短調 Op.64・交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』・マンフレッド交響曲・スラヴ行進曲・テンペスト・フランチェスカ・ダ・リミニ・イタリア奇想曲・アンダンテ・カンタービレ・1812年・弦楽セレナーデ・ロメオとジュリエット 録音時期:1967年(交響曲) 録音方式:ステレオCD14ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(セッション)セッション録音で各楽器の音がきちんと聴こえるため、作品に備わる暴力性や抒情性が多彩な表情で示される仕上がりとなっています。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1968年 録音方式:ステレオ(セッション)CD15ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(ライヴ)モスクワにおける実況録音で、スクリベンダムで初めて公になった音源です。『レニングラード』は、他にも数種の演奏がリリースされているスヴェトラーノフ得意の作品。ここでも「戦車」に例えられる爆走ぶりと圧倒的な重量感にみちたヘヴィなアプローチが強烈で、特にナチスのレニングラード侵攻を描写したとされる第1楽章にはやはり凄まじいものがあります。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1978年2月28日 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD16フレンニコフ交響曲全集ソ連政府公認(?)の大迫力交響曲をメロディア離れした優秀録音楽しめる内容。1957年から1992年の36年間にわたってソ連作曲家同盟第1書記を務めた作曲家、フレンニコフは、1913年6月10日、イェレツに誕生。はじめグネーシン音楽院でグネーシンとゲルマンに作曲を師事。ついで、モスクワ音楽院で作曲をシェバリーンに、ピアノをネイガウスに学び、1936年に卒業。1948年にソ連作曲家同盟書記長に就任し、以後、長年にわたってソ連楽壇の体制側重鎮として辣腕を振るいます。 その音楽はライバル(?)のショスタコーヴィチとは対照的な肯定的な明るさ、健康的な激しさ、素朴な嘆きや悲しみの表現に長けた大変に親しみやすいもので、ジャンルも交響曲や協奏曲、バレエ、オペラ、オペレッタ、映画音楽など実に多岐にわたっています。 それらの作品がいかに広く受け入れられたかは、1963年のソ連邦人民芸術家賞、1973年の社会主義労働英雄賞、1974年のレーニン賞など、数々の栄誉ある受賞からも明らかです。まさに体制の申し子のような作曲家として、ソ連音楽の大衆化路線を推進したフレンニコフでしたが、3曲の交響曲はその英雄的な力強さと喜怒哀楽表現の異様なまでの克明さによって、交響曲ファンやロシア音楽ファンにカルトな人気を博しており、特に強烈な第2番は、モービル・フィデリティのCD(廃盤)がマニアの間でお宝として珍重されていました。スクリベンダムから登場したアルバムにはその第2番と共に、初CD化となる第1番、第3番も収められており、凶暴大音響ファンの溜飲を下げる効果も十分と思われます。・交響曲第1番 変ロ短調 OP.4・交響曲第2番 ハ短調 OP.9・交響曲第3番 OP.22 録音時期:1973年、1978年(2番) 録音方式:ステレオ(セッション)CD17『新世界』『春の祭典』『鉄工場』モソロフの『鉄工場』は、ロシアン未来派の傑作として有名な小品ですが、その近代工場を描いたという曲趣の面白さはスヴェトラーノフにぴったり。弦楽と木管中心に猛烈な速度で示される無機的な単純作業の繰り返しと、金管のファナティックな叫び、金属板や金鎚を交えたパーカッションの破壊的なまでのハイ・テンション・サウンドは、まさにスヴェトラーノフ&ソ連国立響でなくては成しえない世界。このコンビ最高の演奏のひとつと称えられることも納得の名演奏です。 『春の祭典』はスヴェトラーノフ屈指の暴力演奏。世に名高いヴァイオレンスぶりは本当に凄まじく、「近代管弦楽法の昇華」とされるこの作品が、広大なロシアの大地もせましとのたうち回る巨大な怪獣もさながらに変貌しているさまには絶句。ロシア産の『ハルサイ』としては、こののちもフェドセーエフ盤やゲルギエフ盤がありますが、それら後輩たちとは生きてきた“時代”とパワーが違い過ぎます。 『新世界より』は、1981年3月17日のライヴ録音で、頭痛がしてくるほどの衝撃が連続するオキテ破りの超爆演です。第1楽章は開始からしばらくは手探りが続きますが、第2主題を晩年のバーンスタイン以上にコッテリ歌い上げたあたりからエンジン全開、金管の咆哮が破壊的エネルギーを惜しげもなく放射しながら、怒涛のクライマックスへとばく進します。 第2楽章では、“家路”のテーマより、哀愁の色濃い第2主題に肩入れして嫋々たる濃厚さを示す一方、第一楽章の一主題が回帰する箇所では、信じがたいほどの金管の強烈さ(下品さ?)をアピール。 続く第3楽章でも、暴走する第1主題と、思い切りのどかな第2主題との対比を強烈につけるあたり非常に印象的ですが、この演奏のキモはなんといっても終楽章。冒頭からやたら物々しく、金管ファンファーレが天を突く怪鳥の叫びなら、キマリまくるティンパニは地を裂くばかり、おまけに情緒的な旋律は弦がベターっと歌ったりと、重戦車の激走&綿々たる情緒が錯綜する目まぐるしい展開は痛快のひと言です。 そして驚愕の終結部。この曲はオケの全奏のあとホルンと木管が残り、万感の余韻とともに終るのがふつうですが、ここでは何と全強奏フルパワーのままフィニッシュ! こんな処理は確認できた範囲では他に類がなく、まさに前代未聞「泣く子も黙る」荒ワザです。 ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』 録音時期:1966年 録音方式:ステレオ(セッション)・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 OP.95『新世界より』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(ライヴ)・モソロフ:交響的エピソード『鉄工場』OP.19 録音時期:1975年 録音方式:ステレオ(セッション)CD18・エルガー:交響曲第2番、『海の絵』 交響曲第2番は以前LPで発売されており、そのユニークな演奏によってマニアを虜にし、大いに珍重されていたという逸品。全体に速めのテンポ設定で、特に第1楽章でのダイナミズムは聴きものです。ときに凶暴ですらあるその音楽づくりは圧倒的といってよいもので、この曲の通常の演奏とは大きく様相が異なるものの、これはこれで作品解釈の幅広さを示すものとして興味深いものといえるのではないでしょうか。なにしろエルガーの第2交響曲には、なぜか英国のオーケストラしかレコーディングがないため、こうしてほかの国のオーケストラで聴くと、そのパワーや奏法、カラーの違いから来る印象の差が鮮明に浮かび上がるからです。また、そこにスヴェトラーノフの扇情的かつ強烈なクライマックス構築の手法が加わることで、演奏の個性はさらに際立ってくるものと思われます。 オーケストラ伴奏付き歌曲集である『海の絵』は、ネスとのレジデンティ盤に続くスヴェトラーノフ2種目の録音。スヴェトラーノフはなぜか「海」について書かれた作品にこだわっており、ドビュッシーの『海』を筆頭に、グラズノフ:『海』、チュルリョーニス:『海』、ニーストレム:交響曲第3番『海の交響曲』、アルヴェーン:交響曲第4番 『海辺の岩礁から』といったオーケストラ作品のほか、ショーソン:『愛と海の詩』、ニーストレム:『海に寄せる歌』といった管弦楽伴奏歌曲もとりあげています。 エルガーの『海の絵』は、そうした一連の「海」関連作品の中では、穏やかな美しさにあふれたものといえ、同時期に書かれた『エニグマ変奏曲』をも思わせる親しみやすさが息長い人気に繋がっておるものと思われます。…

8250 円 (税込 / 送料別)

【中古】 Svetlanov / Ussr State So The Art Of Svetlanov 【CD】

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状態可コメント20枚組/盤質AB~B/BOXキズ小中古商品のご購入について※中古商品の状態、仕様、内容等に関するお問い合わせはお受けできません※中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません>>その他注意事項(必ずご確認ください)出荷目安の詳細はこちら商品説明(こちらは新品の商品説明となります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。)アート・オブ・スヴェトラーノフ(20CD)スクリベンダムのアルバムをまとめたお買得ボックススクリベンダム・レーベルがメロディアからライセンスを得てアビーロード・スタジオでARTリマスタリングをおこない発売したアルバム12タイトル計20枚のディスクをまとめたボックス・セットの登場。【収録情報】CD1ブルックナー交響曲第8番スヴェトラ・マニアに大人気の超個性的なブルックナー演奏。まさにソ連製重戦車といった趣の分厚い弦や強大な金管セクションが織り成す響きの洪水状態は、自然派のブルックナー演奏とは正反対。とはいえ、ときにマーラーやチャイコフスキーをさえ思わせるその壮麗な音楽には抗いがたい魅力も備わっています。・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108 [ノヴァーク第2稿] 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(セッション)CD2レスピーギ:ローマ三部作許光俊氏も大絶賛の猟奇的野蛮演奏。その破壊的なまでの「アッピア街道の松」を聴くだけでもスヴェトラ好きなら感激もひとしお。実に13秒間(!)に及ぶ最後の和音が終わったあとのブラヴォーも当時のモスクワでのコンサートとしては異例の強烈さです。・レスピーギ:交響詩『ローマの松』・レスピーギ:交響詩『ローマの祭り』・レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』 録音時期:1980年 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD3, CD4ベートーヴェン:『英雄』『運命』いかにもスヴェトラーノフらしいユニークなベートーヴェン演奏が楽しめるアルバム。大編成モダン楽器オーケストラによる重厚長大型演奏の極致ともいうべき濃厚な表情を湛えた『英雄』のCDは以前からスヴェトラ好きのあいだでは有名なものでしたが、今回は『運命』との組み合わせとなっているのがポイント。『運命』も同じく重量級の演奏で、古典的な軽快さなどは微塵もありません。・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD5, CD6, CD7・ブラームス:交響曲全集許光俊氏がかつて著書で「肉のかたまりのように分厚く重たい和音、納豆のように延びる強烈なカンタービレ、巨大なたいまつのように熱いリズムというぐあいに、その表現力はすさまじく、現代の他の指揮者は誰も比肩できまい。さしずめかつてのスタン・ハンセン、ブレーキの壊れたダンプカーだ。どう見てもブラームスらしいウジウジしたところ、否、繊細さとは無縁だが、ひとつの表現として充分説得力がある」と絶賛したユニークな演奏。・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 op.90・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD8, CD9, CD10, CD11, CD12, CD13チャイコフスキー:交響曲全集交響曲は、まだ39歳だったスヴェトラーノフによる意気軒昂、迫力満点の演奏が揃っており、特に後期の3曲は、晩年のスヴェトラーノフからは考えられないパワフルさが素晴らしく、その壮絶なまでの音楽づくりに、改めてこの指揮者のカリスマ性を見る思いがします。・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』・交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』 ・交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』・交響曲第4番ヘ短調 Op.36・交響曲第5番ホ短調 Op.64・交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』・マンフレッド交響曲・スラヴ行進曲・テンペスト・フランチェスカ・ダ・リミニ・イタリア奇想曲・アンダンテ・カンタービレ・1812年・弦楽セレナーデ・ロメオとジュリエット 録音時期:1967年(交響曲) 録音方式:ステレオCD14ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(セッション)セッション録音で各楽器の音がきちんと聴こえるため、作品に備わる暴力性や抒情性が多彩な表情で示される仕上がりとなっています。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1968年 録音方式:ステレオ(セッション)CD15ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(ライヴ)モスクワにおける実況録音で、スクリベンダムで初めて公になった音源です。『レニングラード』は、他にも数種の演奏がリリースされているスヴェトラーノフ得意の作品。ここでも「戦車」に例えられる爆走ぶりと圧倒的な重量感にみちたヘヴィなアプローチが強烈で、特にナチスのレニングラード侵攻を描写したとされる第1楽章にはやはり凄まじいものがあります。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1978年2月28日 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD16フレンニコフ交響曲全集ソ連政府公認(?)の大迫力交響曲をメロディア離れした優秀録音楽しめる内容。1957年から1992年の36年間にわたってソ連作曲家同盟第1書記を務めた作曲家、フレンニコフは、1913年6月10日、イェレツに誕生。はじめグネーシン音楽院でグネーシンとゲルマンに作曲を師事。ついで、モスクワ音楽院で作曲をシェバリーンに、ピアノをネイガウスに学び、1936年に卒業。1948年にソ連作曲家同盟書記長に就任し、以後、長年にわたってソ連楽壇の体制側重鎮として辣腕を振るいます。 その音楽はライバル(?)のショスタコーヴィチとは対照的な肯定的な明るさ、健康的な激しさ、素朴な嘆きや悲しみの表現に長けた大変に親しみやすいもので、ジャンルも交響曲や協奏曲、バレエ、オペラ、オペレッタ、映画音楽など実に多岐にわたっています。 それらの作品がいかに広く受け入れられたかは、1963年のソ連邦人民芸術家賞、1973年の社会主義労働英雄賞、1974年のレーニン賞など、数々の栄誉ある受賞からも明らかです。まさに体制の申し子のような作曲家として、ソ連音楽の大衆化路線を推進したフレンニコフでしたが、3曲の交響曲はその英雄的な力強さと喜怒哀楽表現の異様なまでの克明さによって、交響曲ファンやロシア音楽ファンにカルトな人気を博しており、特に強烈な第2番は、モービル・フィデリティのCD(廃盤)がマニアの間でお宝として珍重されていました。スクリベンダムから登場したアルバムにはその第2番と共に、初CD化となる第1番、第3番も収められており、凶暴大音響ファンの溜飲を下げる効果も十分と思われます。・交響曲第1番 変ロ短調 OP.4・交響曲第2番 ハ短調 OP.9・交響曲第3番 OP.22 録音時期:1973年、1978年(2番) 録音方式:ステレオ(セッション)CD17『新世界』『春の祭典』『鉄工場』モソロフの『鉄工場』は、ロシアン未来派の傑作として有名な小品ですが、その近代工場を描いたという曲趣の面白さはスヴェトラーノフにぴったり。弦楽と木管中心に猛烈な速度で示される無機的な単純作業の繰り返しと、金管のファナティックな叫び、金属板や金鎚を交えたパーカッションの破壊的なまでのハイ・テンション・サウンドは、まさにスヴェトラーノフ&ソ連国立響でなくては成しえない世界。このコンビ最高の演奏のひとつと称えられることも納得の名演奏です。 『春の祭典』はスヴェトラーノフ屈指の暴力演奏。世に名高いヴァイオレンスぶりは本当に凄まじく、「近代管弦楽法の昇華」とされるこの作品が、広大なロシアの大地もせましとのたうち回る巨大な怪獣もさながらに変貌しているさまには絶句。ロシア産の『ハルサイ』としては、こののちもフェドセーエフ盤やゲルギエフ盤がありますが、それら後輩たちとは生きてきた“時代”とパワーが違い過ぎます。 『新世界より』は、1981年3月17日のライヴ録音で、頭痛がしてくるほどの衝撃が連続するオキテ破りの超爆演です。第1楽章は開始からしばらくは手探りが続きますが、第2主題を晩年のバーンスタイン以上にコッテリ歌い上げたあたりからエンジン全開、金管の咆哮が破壊的エネルギーを惜しげもなく放射しながら、怒涛のクライマックスへとばく進します。 第2楽章では、“家路”のテーマより、哀愁の色濃い第2主題に肩入れして嫋々たる濃厚さを示す一方、第一楽章の一主題が回帰する箇所では、信じがたいほどの金管の強烈さ(下品さ?)をアピール。 続く第3楽章でも、暴走する第1主題と、思い切りのどかな第2主題との対比を強烈につけるあたり非常に印象的ですが、この演奏のキモはなんといっても終楽章。冒頭からやたら物々しく、金管ファンファーレが天を突く怪鳥の叫びなら、キマリまくるティンパニは地を裂くばかり、おまけに情緒的な旋律は弦がベターっと歌ったりと、重戦車の激走&綿々たる情緒が錯綜する目まぐるしい展開は痛快のひと言です。 そして驚愕の終結部。この曲はオケの全奏のあとホルンと木管が残り、万感の余韻とともに終るのがふつうですが、ここでは何と全強奏フルパワーのままフィニッシュ! こんな処理は確認できた範囲では他に類がなく、まさに前代未聞「泣く子も黙る」荒ワザです。 ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』 録音時期:1966年 録音方式:ステレオ(セッション)・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 OP.95『新世界より』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(ライヴ)・モソロフ:交響的エピソード『鉄工場』OP.19 録音時期:1975年 録音方式:ステレオ(セッション)CD18・エルガー:交響曲第2番、『海の絵』 交響曲第2番は以前LPで発売されており、そのユニークな演奏によってマニアを虜にし、大いに珍重されていたという逸品。全体に速めのテンポ設定で、特に第1楽章でのダイナミズムは聴きものです。ときに凶暴ですらあるその音楽づくりは圧倒的といってよいもので、この曲の通常の演奏とは大きく様相が異なるものの、これはこれで作品解釈の幅広さを示すものとして興味深いものといえるのではないでしょうか。なにしろエルガーの第2交響曲には、なぜか英国のオーケストラしかレコーディングがないため、こうしてほかの国のオーケストラで聴くと、そのパワーや奏法、カラーの違いから来る印象の差が鮮明に浮かび上がるからです。また、そこにスヴェトラーノフの扇情的かつ強烈なクライマックス構築の手法が加わることで、演奏の個性はさらに際立ってくるものと思われます。 オーケストラ伴奏付き歌曲集である『海の絵』は、ネスとのレジデンティ盤に続くスヴェトラーノフ2種目の録音。スヴェトラーノフはなぜか「海」について書かれた作品にこだわっており、ドビュッシーの『海』を筆頭に、グラズノフ:『海』、チュルリョーニス:『海』、ニーストレム:交響曲第3番『海の交響曲』、アルヴェーン:交響曲第4番 『海辺の岩礁から』といったオーケストラ作品のほか、ショーソン:『愛と海の詩』、ニーストレム:『海に寄せる歌』といった管弦楽伴奏歌曲もとりあげています。 エルガーの『海の絵』は、そうした一連の「海」関連作品の中では、穏やかな美しさにあふれたものといえ、同時期に書かれた『エニグマ変奏曲』をも思わせる親しみやすさが息長い人気に繋がっておるものと思われます。…

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【中古】 Svetlanov / Ussr State So The Art Of Svetlanov 【CD】

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状態可状態詳細BOX仕様コメントDISC2(レスピーギ・ローマ三部作収録CD):盤質B/他盤質AB/インナースリーブ経年やけ有/SCRIBENDUM/SC501中古商品のご購入について※中古商品の状態、仕様、内容等に関するお問い合わせはお受けできません※中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません>>その他注意事項(必ずご確認ください)出荷目安の詳細はこちら商品説明(こちらは新品の商品説明となります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。)アート・オブ・スヴェトラーノフ(20CD)スクリベンダムのアルバムをまとめたお買得ボックススクリベンダム・レーベルがメロディアからライセンスを得てアビーロード・スタジオでARTリマスタリングをおこない発売したアルバム12タイトル計20枚のディスクをまとめたボックス・セットの登場。【収録情報】CD1ブルックナー交響曲第8番スヴェトラ・マニアに大人気の超個性的なブルックナー演奏。まさにソ連製重戦車といった趣の分厚い弦や強大な金管セクションが織り成す響きの洪水状態は、自然派のブルックナー演奏とは正反対。とはいえ、ときにマーラーやチャイコフスキーをさえ思わせるその壮麗な音楽には抗いがたい魅力も備わっています。・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108 [ノヴァーク第2稿] 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(セッション)CD2レスピーギ:ローマ三部作許光俊氏も大絶賛の猟奇的野蛮演奏。その破壊的なまでの「アッピア街道の松」を聴くだけでもスヴェトラ好きなら感激もひとしお。実に13秒間(!)に及ぶ最後の和音が終わったあとのブラヴォーも当時のモスクワでのコンサートとしては異例の強烈さです。・レスピーギ:交響詩『ローマの松』・レスピーギ:交響詩『ローマの祭り』・レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』 録音時期:1980年 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD3, CD4ベートーヴェン:『英雄』『運命』いかにもスヴェトラーノフらしいユニークなベートーヴェン演奏が楽しめるアルバム。大編成モダン楽器オーケストラによる重厚長大型演奏の極致ともいうべき濃厚な表情を湛えた『英雄』のCDは以前からスヴェトラ好きのあいだでは有名なものでしたが、今回は『運命』との組み合わせとなっているのがポイント。『運命』も同じく重量級の演奏で、古典的な軽快さなどは微塵もありません。・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD5, CD6, CD7・ブラームス:交響曲全集許光俊氏がかつて著書で「肉のかたまりのように分厚く重たい和音、納豆のように延びる強烈なカンタービレ、巨大なたいまつのように熱いリズムというぐあいに、その表現力はすさまじく、現代の他の指揮者は誰も比肩できまい。さしずめかつてのスタン・ハンセン、ブレーキの壊れたダンプカーだ。どう見てもブラームスらしいウジウジしたところ、否、繊細さとは無縁だが、ひとつの表現として充分説得力がある」と絶賛したユニークな演奏。・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 op.90・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD8, CD9, CD10, CD11, CD12, CD13チャイコフスキー:交響曲全集交響曲は、まだ39歳だったスヴェトラーノフによる意気軒昂、迫力満点の演奏が揃っており、特に後期の3曲は、晩年のスヴェトラーノフからは考えられないパワフルさが素晴らしく、その壮絶なまでの音楽づくりに、改めてこの指揮者のカリスマ性を見る思いがします。・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』・交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』 ・交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』・交響曲第4番ヘ短調 Op.36・交響曲第5番ホ短調 Op.64・交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』・マンフレッド交響曲・スラヴ行進曲・テンペスト・フランチェスカ・ダ・リミニ・イタリア奇想曲・アンダンテ・カンタービレ・1812年・弦楽セレナーデ・ロメオとジュリエット 録音時期:1967年(交響曲) 録音方式:ステレオCD14ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(セッション)セッション録音で各楽器の音がきちんと聴こえるため、作品に備わる暴力性や抒情性が多彩な表情で示される仕上がりとなっています。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1968年 録音方式:ステレオ(セッション)CD15ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(ライヴ)モスクワにおける実況録音で、スクリベンダムで初めて公になった音源です。『レニングラード』は、他にも数種の演奏がリリースされているスヴェトラーノフ得意の作品。ここでも「戦車」に例えられる爆走ぶりと圧倒的な重量感にみちたヘヴィなアプローチが強烈で、特にナチスのレニングラード侵攻を描写したとされる第1楽章にはやはり凄まじいものがあります。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1978年2月28日 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD16フレンニコフ交響曲全集ソ連政府公認(?)の大迫力交響曲をメロディア離れした優秀録音楽しめる内容。1957年から1992年の36年間にわたってソ連作曲家同盟第1書記を務めた作曲家、フレンニコフは、1913年6月10日、イェレツに誕生。はじめグネーシン音楽院でグネーシンとゲルマンに作曲を師事。ついで、モスクワ音楽院で作曲をシェバリーンに、ピアノをネイガウスに学び、1936年に卒業。1948年にソ連作曲家同盟書記長に就任し、以後、長年にわたってソ連楽壇の体制側重鎮として辣腕を振るいます。 その音楽はライバル(?)のショスタコーヴィチとは対照的な肯定的な明るさ、健康的な激しさ、素朴な嘆きや悲しみの表現に長けた大変に親しみやすいもので、ジャンルも交響曲や協奏曲、バレエ、オペラ、オペレッタ、映画音楽など実に多岐にわたっています。 それらの作品がいかに広く受け入れられたかは、1963年のソ連邦人民芸術家賞、1973年の社会主義労働英雄賞、1974年のレーニン賞など、数々の栄誉ある受賞からも明らかです。まさに体制の申し子のような作曲家として、ソ連音楽の大衆化路線を推進したフレンニコフでしたが、3曲の交響曲はその英雄的な力強さと喜怒哀楽表現の異様なまでの克明さによって、交響曲ファンやロシア音楽ファンにカルトな人気を博しており、特に強烈な第2番は、モービル・フィデリティのCD(廃盤)がマニアの間でお宝として珍重されていました。スクリベンダムから登場したアルバムにはその第2番と共に、初CD化となる第1番、第3番も収められており、凶暴大音響ファンの溜飲を下げる効果も十分と思われます。・交響曲第1番 変ロ短調 OP.4・交響曲第2番 ハ短調 OP.9・交響曲第3番 OP.22 録音時期:1973年、1978年(2番) 録音方式:ステレオ(セッション)CD17『新世界』『春の祭典』『鉄工場』モソロフの『鉄工場』は、ロシアン未来派の傑作として有名な小品ですが、その近代工場を描いたという曲趣の面白さはスヴェトラーノフにぴったり。弦楽と木管中心に猛烈な速度で示される無機的な単純作業の繰り返しと、金管のファナティックな叫び、金属板や金鎚を交えたパーカッションの破壊的なまでのハイ・テンション・サウンドは、まさにスヴェトラーノフ&ソ連国立響でなくては成しえない世界。このコンビ最高の演奏のひとつと称えられることも納得の名演奏です。 『春の祭典』はスヴェトラーノフ屈指の暴力演奏。世に名高いヴァイオレンスぶりは本当に凄まじく、「近代管弦楽法の昇華」とされるこの作品が、広大なロシアの大地もせましとのたうち回る巨大な怪獣もさながらに変貌しているさまには絶句。ロシア産の『ハルサイ』としては、こののちもフェドセーエフ盤やゲルギエフ盤がありますが、それら後輩たちとは生きてきた“時代”とパワーが違い過ぎます。 『新世界より』は、1981年3月17日のライヴ録音で、頭痛がしてくるほどの衝撃が連続するオキテ破りの超爆演です。第1楽章は開始からしばらくは手探りが続きますが、第2主題を晩年のバーンスタイン以上にコッテリ歌い上げたあたりからエンジン全開、金管の咆哮が破壊的エネルギーを惜しげもなく放射しながら、怒涛のクライマックスへとばく進します。 第2楽章では、“家路”のテーマより、哀愁の色濃い第2主題に肩入れして嫋々たる濃厚さを示す一方、第一楽章の一主題が回帰する箇所では、信じがたいほどの金管の強烈さ(下品さ?)をアピール。 続く第3楽章でも、暴走する第1主題と、思い切りのどかな第2主題との対比を強烈につけるあたり非常に印象的ですが、この演奏のキモはなんといっても終楽章。冒頭からやたら物々しく、金管ファンファーレが天を突く怪鳥の叫びなら、キマリまくるティンパニは地を裂くばかり、おまけに情緒的な旋律は弦がベターっと歌ったりと、重戦車の激走&綿々たる情緒が錯綜する目まぐるしい展開は痛快のひと言です。 そして驚愕の終結部。この曲はオケの全奏のあとホルンと木管が残り、万感の余韻とともに終るのがふつうですが、ここでは何と全強奏フルパワーのままフィニッシュ! こんな処理は確認できた範囲では他に類がなく、まさに前代未聞「泣く子も黙る」荒ワザです。 ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』 録音時期:1966年 録音方式:ステレオ(セッション)・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 OP.95『新世界より』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(ライヴ)・モソロフ:交響的エピソード『鉄工場』OP.19 録音時期:1975年 録音方式:ステレオ(セッション)CD18・エルガー:交響曲第2番、『海の絵』 交響曲第2番は以前LPで発売されており、そのユニークな演奏によってマニアを虜にし、大いに珍重されていたという逸品。全体に速めのテンポ設定で、特に第1楽章でのダイナミズムは聴きものです。ときに凶暴ですらあるその音楽づくりは圧倒的といってよいもので、この曲の通常の演奏とは大きく様相が異なるものの、これはこれで作品解釈の幅広さを示すものとして興味深いものといえるのではないでしょうか。なにしろエルガーの第2交響曲には、なぜか英国のオーケストラしかレコーディングがないため、こうしてほかの国のオーケストラで聴くと、そのパワーや奏法、カラーの違いから来る印象の差が鮮明に浮かび上がるからです。また、そこにスヴェトラーノフの扇情的かつ強烈なクライマックス構築の手法が加わることで、演奏の個性はさらに際立ってくるものと思われます。 オーケストラ伴奏付き歌曲集である『海の絵』は、ネスとのレジデンティ盤に続くスヴェトラーノフ2種目の録音。スヴェトラーノフはなぜか「海」について書かれた作品にこだわっており、ドビュッシーの『海』を筆頭に、グラズノフ:『海』、チュルリョーニス:『海』、ニーストレム:交響曲第3番『海の交響曲』、アルヴェーン:交響曲第4番 『海辺の岩礁から』といったオーケストラ作品のほか、ショーソン:『愛と海の詩』、ニーストレム:『海に寄せる歌』といった管弦楽伴奏歌曲もとりあげています。 エルガーの『海の絵』は、そうした一連の「海」関連作品の中では、穏やかな美しさにあふれたものといえ、同時期に書かれた『エニグマ変奏曲』をも思わせる親しみやすさが息長い人気に繋がっておるものと思われます。…

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【中古】 Svetlanov / Ussr State So The Art Of Svetlanov 【CD】

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状態可状態詳細BOX汚れコメント20枚組/盤質A~AB中古商品のご購入について※中古商品の状態、仕様、内容等に関するお問い合わせはお受けできません※中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません>>その他注意事項(必ずご確認ください)出荷目安の詳細はこちら商品説明(こちらは新品の商品説明となります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。)アート・オブ・スヴェトラーノフ(20CD)スクリベンダムのアルバムをまとめたお買得ボックススクリベンダム・レーベルがメロディアからライセンスを得てアビーロード・スタジオでARTリマスタリングをおこない発売したアルバム12タイトル計20枚のディスクをまとめたボックス・セットの登場。【収録情報】CD1ブルックナー交響曲第8番スヴェトラ・マニアに大人気の超個性的なブルックナー演奏。まさにソ連製重戦車といった趣の分厚い弦や強大な金管セクションが織り成す響きの洪水状態は、自然派のブルックナー演奏とは正反対。とはいえ、ときにマーラーやチャイコフスキーをさえ思わせるその壮麗な音楽には抗いがたい魅力も備わっています。・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108 [ノヴァーク第2稿] 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(セッション)CD2レスピーギ:ローマ三部作許光俊氏も大絶賛の猟奇的野蛮演奏。その破壊的なまでの「アッピア街道の松」を聴くだけでもスヴェトラ好きなら感激もひとしお。実に13秒間(!)に及ぶ最後の和音が終わったあとのブラヴォーも当時のモスクワでのコンサートとしては異例の強烈さです。・レスピーギ:交響詩『ローマの松』・レスピーギ:交響詩『ローマの祭り』・レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』 録音時期:1980年 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD3, CD4ベートーヴェン:『英雄』『運命』いかにもスヴェトラーノフらしいユニークなベートーヴェン演奏が楽しめるアルバム。大編成モダン楽器オーケストラによる重厚長大型演奏の極致ともいうべき濃厚な表情を湛えた『英雄』のCDは以前からスヴェトラ好きのあいだでは有名なものでしたが、今回は『運命』との組み合わせとなっているのがポイント。『運命』も同じく重量級の演奏で、古典的な軽快さなどは微塵もありません。・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD5, CD6, CD7・ブラームス:交響曲全集許光俊氏がかつて著書で「肉のかたまりのように分厚く重たい和音、納豆のように延びる強烈なカンタービレ、巨大なたいまつのように熱いリズムというぐあいに、その表現力はすさまじく、現代の他の指揮者は誰も比肩できまい。さしずめかつてのスタン・ハンセン、ブレーキの壊れたダンプカーだ。どう見てもブラームスらしいウジウジしたところ、否、繊細さとは無縁だが、ひとつの表現として充分説得力がある」と絶賛したユニークな演奏。・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 op.90・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98 録音時期:1981年 録音方式:ステレオCD8, CD9, CD10, CD11, CD12, CD13チャイコフスキー:交響曲全集交響曲は、まだ39歳だったスヴェトラーノフによる意気軒昂、迫力満点の演奏が揃っており、特に後期の3曲は、晩年のスヴェトラーノフからは考えられないパワフルさが素晴らしく、その壮絶なまでの音楽づくりに、改めてこの指揮者のカリスマ性を見る思いがします。・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』・交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』 ・交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』・交響曲第4番ヘ短調 Op.36・交響曲第5番ホ短調 Op.64・交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』・マンフレッド交響曲・スラヴ行進曲・テンペスト・フランチェスカ・ダ・リミニ・イタリア奇想曲・アンダンテ・カンタービレ・1812年・弦楽セレナーデ・ロメオとジュリエット 録音時期:1967年(交響曲) 録音方式:ステレオCD14ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(セッション)セッション録音で各楽器の音がきちんと聴こえるため、作品に備わる暴力性や抒情性が多彩な表情で示される仕上がりとなっています。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1968年 録音方式:ステレオ(セッション)CD15ショスタコーヴィチ:『レニングラード』(ライヴ)モスクワにおける実況録音で、スクリベンダムで初めて公になった音源です。『レニングラード』は、他にも数種の演奏がリリースされているスヴェトラーノフ得意の作品。ここでも「戦車」に例えられる爆走ぶりと圧倒的な重量感にみちたヘヴィなアプローチが強烈で、特にナチスのレニングラード侵攻を描写したとされる第1楽章にはやはり凄まじいものがあります。・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 録音時期:1978年2月28日 録音方式:ステレオ(ライヴ)CD16フレンニコフ交響曲全集ソ連政府公認(?)の大迫力交響曲をメロディア離れした優秀録音楽しめる内容。1957年から1992年の36年間にわたってソ連作曲家同盟第1書記を務めた作曲家、フレンニコフは、1913年6月10日、イェレツに誕生。はじめグネーシン音楽院でグネーシンとゲルマンに作曲を師事。ついで、モスクワ音楽院で作曲をシェバリーンに、ピアノをネイガウスに学び、1936年に卒業。1948年にソ連作曲家同盟書記長に就任し、以後、長年にわたってソ連楽壇の体制側重鎮として辣腕を振るいます。 その音楽はライバル(?)のショスタコーヴィチとは対照的な肯定的な明るさ、健康的な激しさ、素朴な嘆きや悲しみの表現に長けた大変に親しみやすいもので、ジャンルも交響曲や協奏曲、バレエ、オペラ、オペレッタ、映画音楽など実に多岐にわたっています。 それらの作品がいかに広く受け入れられたかは、1963年のソ連邦人民芸術家賞、1973年の社会主義労働英雄賞、1974年のレーニン賞など、数々の栄誉ある受賞からも明らかです。まさに体制の申し子のような作曲家として、ソ連音楽の大衆化路線を推進したフレンニコフでしたが、3曲の交響曲はその英雄的な力強さと喜怒哀楽表現の異様なまでの克明さによって、交響曲ファンやロシア音楽ファンにカルトな人気を博しており、特に強烈な第2番は、モービル・フィデリティのCD(廃盤)がマニアの間でお宝として珍重されていました。スクリベンダムから登場したアルバムにはその第2番と共に、初CD化となる第1番、第3番も収められており、凶暴大音響ファンの溜飲を下げる効果も十分と思われます。・交響曲第1番 変ロ短調 OP.4・交響曲第2番 ハ短調 OP.9・交響曲第3番 OP.22 録音時期:1973年、1978年(2番) 録音方式:ステレオ(セッション)CD17『新世界』『春の祭典』『鉄工場』モソロフの『鉄工場』は、ロシアン未来派の傑作として有名な小品ですが、その近代工場を描いたという曲趣の面白さはスヴェトラーノフにぴったり。弦楽と木管中心に猛烈な速度で示される無機的な単純作業の繰り返しと、金管のファナティックな叫び、金属板や金鎚を交えたパーカッションの破壊的なまでのハイ・テンション・サウンドは、まさにスヴェトラーノフ&ソ連国立響でなくては成しえない世界。このコンビ最高の演奏のひとつと称えられることも納得の名演奏です。 『春の祭典』はスヴェトラーノフ屈指の暴力演奏。世に名高いヴァイオレンスぶりは本当に凄まじく、「近代管弦楽法の昇華」とされるこの作品が、広大なロシアの大地もせましとのたうち回る巨大な怪獣もさながらに変貌しているさまには絶句。ロシア産の『ハルサイ』としては、こののちもフェドセーエフ盤やゲルギエフ盤がありますが、それら後輩たちとは生きてきた“時代”とパワーが違い過ぎます。 『新世界より』は、1981年3月17日のライヴ録音で、頭痛がしてくるほどの衝撃が連続するオキテ破りの超爆演です。第1楽章は開始からしばらくは手探りが続きますが、第2主題を晩年のバーンスタイン以上にコッテリ歌い上げたあたりからエンジン全開、金管の咆哮が破壊的エネルギーを惜しげもなく放射しながら、怒涛のクライマックスへとばく進します。 第2楽章では、“家路”のテーマより、哀愁の色濃い第2主題に肩入れして嫋々たる濃厚さを示す一方、第一楽章の一主題が回帰する箇所では、信じがたいほどの金管の強烈さ(下品さ?)をアピール。 続く第3楽章でも、暴走する第1主題と、思い切りのどかな第2主題との対比を強烈につけるあたり非常に印象的ですが、この演奏のキモはなんといっても終楽章。冒頭からやたら物々しく、金管ファンファーレが天を突く怪鳥の叫びなら、キマリまくるティンパニは地を裂くばかり、おまけに情緒的な旋律は弦がベターっと歌ったりと、重戦車の激走&綿々たる情緒が錯綜する目まぐるしい展開は痛快のひと言です。 そして驚愕の終結部。この曲はオケの全奏のあとホルンと木管が残り、万感の余韻とともに終るのがふつうですが、ここでは何と全強奏フルパワーのままフィニッシュ! こんな処理は確認できた範囲では他に類がなく、まさに前代未聞「泣く子も黙る」荒ワザです。 ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』 録音時期:1966年 録音方式:ステレオ(セッション)・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 OP.95『新世界より』 録音時期:1981年 録音方式:ステレオ(ライヴ)・モソロフ:交響的エピソード『鉄工場』OP.19 録音時期:1975年 録音方式:ステレオ(セッション)CD18・エルガー:交響曲第2番、『海の絵』 交響曲第2番は以前LPで発売されており、そのユニークな演奏によってマニアを虜にし、大いに珍重されていたという逸品。全体に速めのテンポ設定で、特に第1楽章でのダイナミズムは聴きものです。ときに凶暴ですらあるその音楽づくりは圧倒的といってよいもので、この曲の通常の演奏とは大きく様相が異なるものの、これはこれで作品解釈の幅広さを示すものとして興味深いものといえるのではないでしょうか。なにしろエルガーの第2交響曲には、なぜか英国のオーケストラしかレコーディングがないため、こうしてほかの国のオーケストラで聴くと、そのパワーや奏法、カラーの違いから来る印象の差が鮮明に浮かび上がるからです。また、そこにスヴェトラーノフの扇情的かつ強烈なクライマックス構築の手法が加わることで、演奏の個性はさらに際立ってくるものと思われます。 オーケストラ伴奏付き歌曲集である『海の絵』は、ネスとのレジデンティ盤に続くスヴェトラーノフ2種目の録音。スヴェトラーノフはなぜか「海」について書かれた作品にこだわっており、ドビュッシーの『海』を筆頭に、グラズノフ:『海』、チュルリョーニス:『海』、ニーストレム:交響曲第3番『海の交響曲』、アルヴェーン:交響曲第4番 『海辺の岩礁から』といったオーケストラ作品のほか、ショーソン:『愛と海の詩』、ニーストレム:『海に寄せる歌』といった管弦楽伴奏歌曲もとりあげています。 エルガーの『海の絵』は、そうした一連の「海」関連作品の中では、穏やかな美しさにあふれたものといえ、同時期に書かれた『エニグマ変奏曲』をも思わせる親しみやすさが息長い人気に繋がっておるものと思われます。…

9020 円 (税込 / 送料別)

【中古】Tarossy Time / タロッシー

【送料無料】【中古】Tarossy Time / タロッシー

Tarossy Time の詳細 発売元: 株式会社山本ピアノ アーティスト名: タロッシー カナ: タロッシータイム TAROSSY TIME / タロッシー TAROSSY ディスク枚数: 1枚 品番: YPM040 発売日: 2014/10/10 曲名Disc-11. ようこそ!2. お昼寝のサウダージ3. クラゲの親子4. 猫の散歩・イン・ドリーム5. リバー・サンバ6. リクガメの朝食7. タラレバ8. あなたのおかげで9. 夢で飲んだダイエットビール10. ワンちゃんのご飯タイム11. ありがとう12. タロリネット13. 心のゆくえ14. あれ!付いてる!15. 白亜紀の月16. 下降線をたどる17. オランウータン・ブギ18. 俺のブルース19. 納豆・ブルース20. タロッシー・サンバ21. ゾウアザラシ・ブギ22. 太郎の脳味噌はサンバ 関連商品リンク : タロッシー 株式会社山本ピアノ

320 円 (税込 / 送料込)

【中古】Tarossy Time / タロッシー

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220 円 (税込 / 送料別)

DVD ケロポンズといっしょ みんなで楽しむケロポンタウン(DVD+CD)

DVD ケロポンズといっしょ みんなで楽しむケロポンタウン(DVD+CD)

出版社: 日本コロムビアジャンル: DVD サイズ: DVD初版日: 2018年5月30日JANコード: 4549767042411☆一口メモ☆: テレビ東京系「きんだーてれび」内で放映された1分コーナー「ケロポンタウン」の楽曲をフルバージョンでDVD化♪COZX-1442/3収載曲: <ケロポンタウン> たのしい♪うたのコーナー 1.どうぶつトランポリン 2.ハッピーカピバラ 3.こじまじまん ゲスト:小島よしお 4.さがしてみたもん 5.どどちゃちゃフラミンゴ 6.くまモンタッチ ゲスト:くまモン 7.かおずもう 8.うそ?ほんと? 9.糸引き納豆 ゲスト:ねば~る君 10.温泉極楽ポンチ 11.スキー ボード そりすべり ゲスト:すかんぽ 12.かっちょいい! ゲスト:Q-TARO(電撃チョモランマ隊) 13.キャプテンカールボッサ ゲスト:福田りゅうぞう 14.地球とおどろう 15.おはようSUN! 16.エビカニクス ※CDに収録のエビカニクスはキッズバージョンを収録しています。 ※付属のCDには上記映像作品の音源のみが収録されます。 <ケロポンズとピーナッツバターくんの あそびROOM> かんたん♪ミニあそびコーナー 1.石ころどっち? 2.ひこうきーん! 3.なりきりキャッチ 4.せーのでフー! 5.てんぽこちれちれ 6.だいこんあらって 7.おっこちない 8.オープンクローズ 9.ピーナッツゲーム 10.どこでさわったか 11.ジェスチャーゲーム 12.なんていってるかな? 13.えかきうた「いか」 14.えかきうた「ねずみ」

2530 円 (税込 / 送料込)

CD コロムビアキッズ おうちでできる音楽子育て♪ たべものソング~にんじんちゃちゃちゃ~

CD コロムビアキッズ おうちでできる音楽子育て♪ たべものソング~にんじんちゃちゃちゃ~

出版社: 日本コロムビアジャンル: CD サイズ: CD初版日: 2017年7月19日JANコード: 4549767026398☆一口メモ☆: おうちでCDを流して、子育て応援!楽しい音楽は毎日をおたすけ!まいにちのうた、たべものうた、のりもののうたの3枚同時発売!♪COCX-40038収載曲: 01.にんじんちゃちゃちゃ (やさい・きのこ) 02.ごめんねピーマン (やさい・きのこ) 03.トマト (やさい・きのこ) 04.たべものなぞなぞ (やさい・きのこ) 05.ニンジン・ダイコン・ピーマン (やさい・きのこ) 06.きのこ (やさい・きのこ) 07.おさかな天国 (さかな) 08.おなかへったかな? (たべものソング) 09.あさごはんマーチ (たべものソング) 10.おべんとうばこのうた (たべものソング) 11.ヘンシン!こめこめマン (ごはん・パン) 12.おにぎりころりん (ごはん・パン) 13.パンやさんにおかいもの (ごはん・パン) 14.パンパパ・パン (ごはん・パン) 15.とんでったバナナ (フルーツ) 16.りんごりんご (フルーツ) 17.フルーツいっぱいアイランド (フルーツ) 18.夢見るミルク伝説 (のみもの) 19.ぼくのミックスジュース (のみもの) 20.カレーライスのうた (いろんなたべもの) 21.糸引き納豆 (いろんなたべもの) 22.ふしぎなポケット (デザート) 23.アイスクリームのうた (デザート) 24.だんご3兄弟 (デザート) 25.ほっとけーきはすてき (デザート)

1980 円 (税込 / 送料別)