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『ファンタジー~幻想曲集~バッハ、モーツァルト、ショパン、シューマン』 横山幸雄 【SACD】

『ファンタジー~幻想曲集~バッハ、モーツァルト、ショパン、シューマン』 横山幸雄 【SACD】

出荷目安の詳細はこちら商品説明横山幸雄/ファンタジー古典派からロマン派まで、ファンタジー溢れる横山幸雄の幻想曲集古典派からロマン派まで、バッハ、モーツァルト、ショパン、シューマンの至極の「幻想曲(ファンタジー)」集です。横山が今、最も共感する偉大な作曲家たちの幻想曲と、横山のピアニズムの昇華は、圧倒的な説得力を持つ傑作となりました。 完璧にコントロールされた美音をもって語られるフレーズ、陰影に富むハーモニー、あらゆるエディションを研究し楽曲を鳥瞰する明晰なアナリーゼ、それら横山幸雄の美質が織り込まれたこのファンタジー集は、昨年デビュー25周年を経た横山の熟成とさらなる飛翔を確信付けるものです。(販売元情報)【収録情報】● J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903● モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397● ショパン:幻想曲 ヘ短調 op.49● シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17 横山幸雄(ピアノ) 録音時期:2017年6月12,13日 録音場所:東京、五反田文化センター 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO【横山幸雄 その演奏と魅力】日本とフランスで音楽教育を受け、10代で輝かしいコンクール受賞歴を経て、今なお進化しながら人気実力ともに音楽界をリードするトップ・アーティスト、横山幸雄。彼のピアノを聴くと、楽譜から作曲家のメッセージを受け取り、それを生きた音楽として表現していこうとする中に、ピアニストとして十分すぎるほどの演奏技術に裏づけられる安定感はもちろん、音楽の構築を支えるブレることのない理論性、そして演奏中に自分自身を鳥瞰図的に見ているようなクールさまで感じられる。そして、クラシック音楽というある一定の枠がある中で、驚くような自由度を持った音楽を展開していくのだ。演奏から見えてくる彼の凄さは、理想の音楽をどう体現するかという準備段階のアプローチを多面的に経ているからこそのものであり、実際培われてきた彼の音楽家としての背景には、ピアノを演奏するために必要なデータが膨大に蓄積されているに違いないと気づかされる。また、音楽教育を受ける若い段階で、日本とフランスの両方の良さを受け継いだことは疑いの余地もなく彼の武器であり、それが彼のピアニズムを益々豊かにしていることは明らかだ。 そんな横山が、今回の録音では「幻想曲」にフォーカスした。幻想曲は作曲者の自由な想像力に基づいて創作され、その形式や内容の捉え方は作曲家によって変化するが、横山自身「バロックから古典派を経てロマン派までの幻想曲が持つ即興性と自由さの変遷を聴いていただける」と考えての選曲だという。バッハやモーツァルトはまさに即興演奏、ショパンやシューマンはソナタなどの形式に収まらない自由なスタイル、これら作曲家ごとの特徴を踏まえた上で横山は、フレッシュな一期一会感を持ちつつ、確信的な偶然性という、併存が難しいものを紡ぎあげるような演奏をしており、聴く者が自ずと耳を傾けてしまう圧倒的な求心力を備えている。 ところで、今回の録音では「基本的に楽譜のエディションを限定せず、いろいろ見比べてそこに自分の判断を加えて演奏をしている」とのこと。音楽を聞こえるようにするための最も重要な手がかりである楽譜がいくつかある以上、それらを全て研究するのは当然のことであるが、演奏者が自身の判断で臨機応変に選択するというのは、まさに即興的な幻想曲の再現様式として相応しいことではないか。そして、音そのものへのこだわりから、今回は自身のピアノ(40年前のニューヨーク・スタインウェイに何度も手を入れ調整したもの)を録音ホールに持ち込み、さらなる高みを目指したという。入念な準備を行い録音に臨んだこのアルバムは、横山ファンのみならず、広くクラシックファンの期待を裏切らない会心の1枚であると確信する。~解説:下岡達朗~(販売元情報)【横山幸雄 Yukio Yokoyama】横山幸雄(ピアノ) Yukio Yokoyama, Piano1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞し、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多の賞を受賞。以来、人気実力ともに常に音楽界をリードするトップ・アーティストとして活躍している。ショパン生誕200年を迎えた2010年に、ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100 名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与される。同年「ショパン・ピアノ・ソロ全166 曲コンサート」を行う。多くの観客に感動と反響を巻き起こし、ギネス世界記録に認定されたこの公演は、毎年少しずつ形を変えて、ゴールデンウィークの恒例コンサートとなる。2011年デビュー20周年記念コンサートでは、チャイコフスキー、ラヴェル、ラフマニノフの協奏曲を一晩で演奏し、満場の喝采を博す。2013年からベートーヴェン生誕250周年に向けてのシリーズ「ベートーヴェン・プラス」をスタートさせるなど、自ら企画する数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立している。リリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。2011年上野学園石橋メモリアルホールで行った「横山幸雄プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」をホールとキングレコードとの共同事業(全12タイトル)でCDリリース、また、2012年にデビュー20周年記念コンサートのライヴ録音のCDをリリースした。アールアンフィニ・レーベル(ソニー・ミュージックダイレクト/ミューズエンターテインメント)からリリースされた「プレイズ・リスト2013」(2013年)、「プレイズ・シューマン2014」(2014年)、「プレイズ・モーツァルト2015」(2015年)、「アンプロンプチュ - シューベルト即興曲集」(2016年)、「雨だれのプレリュード - ショパン名曲集」(2017年)はいずれも連続してレコード芸術誌で特選となった。TOKYOFM「横山幸雄のピアノでめぐり逢い」のパーソナリティをつとめ、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授、日本パデレフスキ協会会長。(2017年8月現在)(販売元情報)曲目リストDisc11.半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903/2.幻想曲 ニ短調 K.397/3.幻想曲 ヘ短調 作品49/4.幻想曲 ハ長調 作品17 第1楽章 完全に幻想的そして情熱的に演奏すること/5.幻想曲 ハ長調 作品17 第2楽章 心地よい速さで、完全に精力的に/6.幻想曲 ハ長調 作品17 第3楽章 ゆったりと遅く、常に静けさを保って

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Debussy ドビュッシー / 前奏曲集 第1巻、第2巻 横山幸雄 【SACD】

Debussy ドビュッシー / 前奏曲集 第1巻、第2巻 横山幸雄 【SACD】

出荷目安の詳細はこちら商品説明透徹したドビュッシー美学の発露と昇華パリ国立音楽院直系の系譜を引き、今や巨匠の域に到達しつつある横山幸雄のドビュッシー前奏曲集第1集、第2集全24曲です。一切の虚飾を排した透徹した美学の結晶である本ディスクは、まさにドビュッシー没後100年の最後を飾るにふさわしい名盤となりました。 DSD11.2MHz(DSD256)フォーマットの超ハイレゾ・レコーディングにより、横山幸雄の美音を余すところなく捉えたそのハイ・フィデリティは、まさに聴くものを圧倒します。数あるドビュッシーのディスク・ストーリーにおいて、今ここに新たな歴史が誕生しました。(販売元情報)【収録情報】ドビュッシー:● 前奏曲集 第1巻1. 第1曲『デルフィの舞姫たち』 2. 第2曲『帆』 3. 第3曲『野を渡る風』 4. 第4曲『音と香りは夕暮れの大気に漂う』 5. 第5曲『アナカプリの丘』 6. 第6曲『雪の上の足跡』 7. 第7曲『西風の見たもの』 8. 第8曲『亜麻色の髪の乙女』 9. 第9曲『さえぎられたセレナード』 10. 第10曲『沈める寺』 11. 第11曲『パックの踊り』 12. 第12曲『ミンストレル』 ● 前奏曲集 第2巻13. 第1曲『霧』 14. 第2曲『枯葉』 15. 第3曲『ヴィーノの門』 16. 第4曲『妖精は良い踊り子』 17. 第5曲『ヒースの茂る荒れ地』 18. 第6曲『風変わりなラヴィーヌ将軍』 19. 第7曲『月の光がふりそそぐテラス』 20. 第8曲『オンディーヌ』 21. 第9曲『ピックウィック卿を讃えて』 22. 第10曲『カノープ』 23. 第11曲『交代する3度』 24. 第12曲『花火』 横山幸雄(ピアノ) 録音時期:2018年5月23,24日 録音場所:東京、五反田文化センター 録音方式:ステレオ(DSD 11.2MHz (DSD 256)/セッション) SACD Hybrid レーベル:アールアンフィニ 企画制作:ソニー・ミュージックダイレクト 発売:ミューズエンターテインメント【このアルバムについて】「日本を代表するピアニストであり、膨大なレパートリーを自在に弾きこなしてしまう横山幸雄。ショパン(ショパン作品の演奏に至っては「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」というギネス記録保持者でもある)をはじめとするロマン派やベートーヴェンのイメージが強いが、そもそも彼は10代でパリに渡り研鑽を積んだピアニストであり、フランスの作品も彼のピアニズムの根幹を成すものなのである。1994年には『イマージュ』というディスクをリリースしており、そこでも美しい音色と立体感のある演奏で『映像』全2集を色彩豊かに聞かせてくれている。 作曲家と作品に誠実に向き合いながら演奏していく横山の演奏の魅力は本ディスクのドビュッシーでも存分に発揮されている。聴く者を惹きつける輝きに溢れた音色は様々な色、濃淡を帯びて、ドビュッシーが楽譜上にちりばめた音世界を丁寧に描き出していく。ドビュッシーのヴィルトゥオジティが炸裂した作品である第1集の〈西風の見たもの〉や第2集の〈花火〉では、粒のそろった音色が立体的に奏され、ただ高い技巧を披露するのではなく、作品のあるべき姿、聞こえるべき旋律や和声変化を鮮やかに見せてくれる。しかも快速なテンポの中で、全く危なげなく。卓越した技巧が音楽表現のために存分に駆使されるということがどういうことかがよくわかる。また第1集の〈パックの踊り〉や〈ミンストレル〉、第2集の〈風変わりなラヴィーヌ将軍〉などではキレ味鋭い音楽運びを楽しめる。 また第2集の〈妖精は良い踊り子〉や〈オンディーヌ〉で聴けるチャーミングさは意外でありながら嬉しい驚きでもあった。また音楽による“静謐”という一見矛盾した世界を描き出した第1集の〈雪の上の足跡〉に〈沈める寺〉、第2集の〈カノープ〉などでは、移ろう色彩をより微細に捉えていくことでこの“矛盾”を完全に納得するものとして表現してくれている。 作曲家が楽譜に書き起こしたものを演奏者たちはどれほど理解して音として表せているのだろうか。横山の演奏を聴いていると改めてそのことについて考えさせられる。どこまでも“作曲家目線”に立った彼のドビュッシーは聞き手に様々なものを投げかけるはずだ。」~解説:長井 進之介~(販売元情報)【横山幸雄 プロフィール】1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞し、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多の賞を受賞。以来、人気実力ともに常に音楽界をリードするトップ・アーティストとして活躍している。 ショパン生誕200年を迎えた2010年に、ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与される。同年「ショパン・ピアノ・ソロ全166曲コンサート」を行う。多くの観客に感動と反響を巻き起こし、ギネス世界記録に認定されたこの公演は、毎年少しずつ形を変えて、ゴールデンウィークの恒例コンサートとなる。 2011年デビュー20周年記念コンサートでは、チャイコフスキー、ラヴェル、ラフマニノフの協奏曲を一晩で演奏し、満場の喝采を博す。 2013年からベートーヴェン生誕250周年に向けてのシリーズ「ベートーヴェン・プラス」をスタートさせるなど、自ら企画する数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立している。 リリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。 2011年上野学園石橋メモリアルホールで行った「横山幸雄プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」をホールとキングレコードとの共同事業(全12タイトル)でCDリリース、また、2012年にデビュー20周年記念コンサートのライヴ録音のCDをリリースした。アールアンフィニ・レーベル(ソニー・ミュージックダイレクト/ミューズエンターテインメント)からリリースされた「プレイズ・リスト2013」(2013年)、「プレイズ・シューマン2014」(2014年)、「プレイズ・モーツァルト2015」(2015年)、「アンプロンプチュ - シューベルト即興曲集」(2016年)、「雨だれのプレリュード - ショパン名曲集」(2017年)、「ファンタジー」(2017年)、「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番他」(2018年)はいずれも連続してレコード芸術誌で特選となった。 TOKYO FM「横山幸雄のピアノでめぐり逢い」のパーソナリティをつとめ、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。 上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授、日本パデレフスキ協会会長。(2018年11月現在)(販売元情報)曲目リストDisc11.前奏曲集 第1集 第1曲 デルフィの舞姫たち/2.前奏曲集 第1集 第2曲 帆/3.前奏曲集 第1集 第3曲 野を渡る風/4.前奏曲集 第1集 第4曲 音と香りは夕暮れの大気に漂う/5.前奏曲集 第1集 第5曲 アナカプリの丘/6.前奏曲集 第1集 第6曲 雪の上の足跡/7.前奏曲集 第1集 第7曲 西風の見たもの/8.前奏曲集 第1集 第8曲 亜麻色の髪の乙女/9.前奏曲集 第1集 第9曲 さえぎられたセレナード/10.前奏曲集 第1集 第10曲 沈める寺/11.前奏曲集 第1集 第11曲 パックの踊り/12.前奏曲集 第1集 第12曲 ミンストレル/13.前奏曲集 第2集 第1曲 霧/14.前奏曲集 第2集 第2曲 枯葉/15.前奏曲集 第2集 第3曲 ヴィーノの門/16.前奏曲集 第2集 第4曲 妖精は良い踊り子/17.前奏曲集 第2集 第5曲 ヒースの茂る荒れ地/18.前奏曲集 第2集 第6曲 風変わりなラヴィーヌ将軍/19.前奏曲集 第2集 第7曲 月の光がふりそそぐテラス/20.前奏曲集 第2集 第8曲 オンディーヌ/21.前奏曲集 第2集 第9曲 ピックウィック卿を讃えて/22.前奏曲集 第2集 第10曲 カノープ/23.前奏曲集 第2集 第11曲 交代する3度/24.前奏曲集 第2集 第12曲 花火

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Rachmaninov ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による狂詩曲 横山幸雄、下野竜也&新日本フィル 【SACD】

Rachmaninov ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による狂詩曲 横山幸雄、下野竜也&新日本フィル 【SACD】

出荷目安の詳細はこちら商品説明横山幸雄が満を持して開示する、垂涎のラフマニノフのピアノ・コンチェルト横山幸雄が6年振りに満を持して開示するコンチェルト・アルバムは、ピアノ曲史上最も名高いラフマニノフ第2番とパガニーニ・ラプソディのゴールデン・カップリングです。下野竜也指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団とのアンサンブルは、ライブレコーディングならではの、ドライブ感溢れるまさにアドレナリン全開の名演です。 コンサート当日、鳴り止まない拍手に応えて演奏した『オマージュ・ア・ラフマニノフ』は、まさに横山からラフマニノフへの癒しのオマージュです。(メーカー資料より)【収録情報】● ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18● 横山幸雄:オマージュ・ア・ラフマニノフ~ヴォカリーズ 横山幸雄(ピアノ) 新日本フィルハーモニー交響楽団 下野竜也(指揮) 録音時期:2018年1月20日 録音場所:神奈川県、横浜みなとみらい大ホール 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) SACD Hybrid【このアルバムについて】「1月20日に横浜みなとみらいホールで開催された「ショパン&ラフマニノフ 珠玉の協奏曲の饗宴」で、横山はショパンの2曲のピアノ協奏曲とともに、ラフマニノフの《ピアノ協奏曲第2番》と《パガニーニの主題による狂詩曲》という、贅沢なプログラムを披露した。指揮の下野竜也と新日本フィルハーモニー交響楽団とともに、この豪華なプログラムを横山は見事に弾き切った。彼のコンサートのプログラムは長大で、少なくとも年に一度は8時間を超えるプログラムを行なっているが、そこには全身全霊をかけてステージに臨む彼の驚異的な集中力と、ひとつの目標に向かって極めようとする彼の求道者のような姿がある。 このアルバムには、コンサート後半のラフマニノフ2曲とアンコールが収められている。ラフマニノフ作品のもつ濃密なロマンティシズムや甘美な叙情性を吐露するだけではなく、作品の底流をなす深い祈りを、横山は雄弁に語り尽くす。そこには、たんに作品を逞しく弾き切るだけにはとどまらない、彼の哲学的な想いが感じられる。 《ピアノ協奏曲第2番》は、横山が最も演奏する回数の多い協奏曲だという。大河のようなダイナミックなうねりを、重量感のあるタッチを通して生み出してゆく。また、抜群の音楽構築は《パガニーニの主題による狂詩曲》においても優れて発揮されている。24 のそれぞれ異なる性格の変奏を多彩な表情で演奏するなかで、彼はラフマニノフの深層をくっきりと描き出す。そして横山の編曲による《ヴォカリーズ》では、深い翳りを帯びた旋律を通して、ほの暗い情熱が語られる。彼はピアノという楽器を人間の声のようにも、オーケストラのようにも歌わせる類い稀な天性の持ち主だ。また、彼は子どもの頃から作曲も行なっており、そうした一面もこの曲から垣間見ることができよう。 これだけのヴィルトゥオーソ的なプログラムを圧倒的な迫力と精緻な情感を込めて表現できるのは、横山の正確無比な演奏技巧と音楽的に優れたバランス感覚、そして高度な集中力の賜物である。すでに日本を代表する名ピアニストの域に達した横山は、若くして注目を集め、常に日本の第一線で活躍してきた。このアルバムは、そうした横山のピアニスト人生を映し出している。」~解説:道下 京子~(メーカー資料より)【横山幸雄 プロフィール】1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞し、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多の賞を受賞。以来、人気実力ともに常に音楽界をリードするトップ・アーティストとして活躍している。 ショパン生誕200年を迎えた2010年に、ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与される。同年「ショパン・ピアノ・ソロ全166曲コンサート」を行う。多くの観客に感動と反響を巻き起こし、ギネス世界記録に認定されたこの公演は、毎年少しずつ形を変えて、ゴールデンウィークの恒例コンサートとなる。 2011年デビュー20周年記念コンサートでは、チャイコフスキー、ラヴェル、ラフマニノフの協奏曲を一晩で演奏し、満場の喝采を博す。 2013年からベートーヴェン生誕250周年に向けてのシリーズ「ベートーヴェン・プラス」をスタートさせるなど、自ら企画する数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立している。 リリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。 2011年上野学園石橋メモリアルホールで行った「横山幸雄プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」をホールとキングレコードとの共同事業(全12タイトル)でCDリリース、また、2012年にデビュー20周年記念コンサートのライヴ録音のCDをリリースした。アールアンフィニ・レーベル(ソニー・ミュージックダイレクト/ミューズエンターテインメント)からリリースされた「プレイズ・リスト2013」(2013年)、「プレイズ・シューマン2014」(2014年)、「プレイズ・モーツァルト2015」(2015年)、「アンプロンプチュ~シューベルト即興曲集」(2016年)、「雨だれのプレリュード.ショパン名曲集」(2017年)、「ファンタジー」(2017年)はいずれも連続してレコード芸術誌で特選となった。 TOKYO FM「横山幸雄のピアノでめぐり逢い」のパーソナリティをつとめ、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。 上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授、日本パデレフスキ協会会長。(2018年7月現在)(メーカー資料より)曲目リストDisc11.パガニーニの主題による狂詩曲 作品43/2.ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 第1楽章 モデラート/3.ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 第2楽章 アダージョ・ソステヌート/4.ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 第3楽章 アレグロ・スケルツァンド/5.オマージュ・ア・ラフマニノフ~ヴォカリーズ

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