「文学 > 古典文学」の商品をご紹介します。

またの名をグレイス(上) (岩波現代文庫)

またの名をグレイス(上) (岩波現代文庫)

◆商品名:またの名をグレイス(上) (岩波現代文庫)殺人事件で犯人とされた美女は魔性の女だったのか、歴史の犠牲者だったのか。19世紀カナダで起き、当時世界中で話題となった殺人事件の記録を素材に、巧みな心理描写を織りこみながら、ミステリー仕立てに、人間存在の根源を鋭く問いかける。ノーベル文学賞候補ともいわれるアトウッドの傑作。(全2冊)

1628 円 (税込 / 送料込)

徒然草 (ちくま学芸文庫 コ 10-8)

徒然草 (ちくま学芸文庫 コ 10-8)

◆商品名:徒然草 (ちくま学芸文庫 コ 10-8)

2245 円 (税込 / 送料込)

全訳 封神演義2

全訳 封神演義2

◆商品名:全訳 封神演義2聞仲の武勇、姜子牙の知略、ぶつかり合う!妲己は紂王を誑かし、殷(商)の重臣を次々と陥れる。姜子牙は周の武王を扶け、聞仲・趙公明に挑む。四聖や十絶陣など仙人たちが大いに暴れ回る、全訳第2巻!※『封神演義』(ほうしんえんぎ)とは中国明代に成立した神怪小説。『商周演義』、『封神伝』、『封神榜』、『封神榜演義』ともいう。史実の殷周易姓革命を舞台に、仙人や道士、妖怪が人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げるスケールの大きい作品。文学作品としての評価は高くないが、中国大衆の宗教文化・民間信仰に大きな影響を与えたとされる。著者(編者)は一般に許仲琳とされることが多いが、定説はない。

4490 円 (税込 / 送料込)

菜根譚 (講談社学術文庫 742)

菜根譚 (講談社学術文庫 742)

◆商品名:菜根譚 (講談社学術文庫 742)菜根譚』は今から三百数十年前、中国明代の洪自誠が人間いかに生くべきかを、様々な角度から論じた人生指南の書である。本書は、儒・仏・道の3教を根幹とする『菜根譚』の真髄を体得して日常生活の指針とするため、儒・道教の専門家と仏教、特に禅学を専攻する学者の2人が、長年に亙り原典を全面的に見直し、これを究明し、その成果を新たに書き下ろしたものである。現世を生きぬく知恵と処世の極意が満載された必読の書。

2161 円 (税込 / 送料込)

わんぱくだんのおばけやしき

わんぱくだんのおばけやしき

◆商品名:わんぱくだんのおばけやしきわんぱくだんの3人がやってきたのは、古ぼけた空き家。その中でおばけごっこをしていると、他にも誰かいるようで・・・。

1684 円 (税込 / 送料込)

議論入門: 負けないための5つの技術 (ちくま学芸文庫 コ 45-1)

議論入門: 負けないための5つの技術 (ちくま学芸文庫 コ 45-1)

◆商品名:議論入門: 負けないための5つの技術 (ちくま学芸文庫 コ 45-1)議論で相手を納得させるには五つの型を押さえればいい。実例と修辞学的知見をもとに、論証や反論に説得力を持たせる論法を伝授

1404 円 (税込 / 送料込)

ゴットハルト鉄道 (講談社文芸文庫 たAC 1)

ゴットハルト鉄道 (講談社文芸文庫 たAC 1)

◆商品名:ゴットハルト鉄道 (講談社文芸文庫 たAC 1)“ゴット(神)ハルト(硬い)は、わたしという粘膜に炎症を起こさせた”ヨーロッパの中央に横たわる巨大な山塊ゴットハルト。暗く長いトンネルの旅を“聖人のお腹”を通り抜ける陶酔と感じるわたしの微妙な身体感覚を詩的メタファーを秘めた文体で描く表題作他2篇。日独両言語で創作する著者は、国・文明・性など既成の領域を軽々と越境、変幻する言葉のマジックが奔放な詩的イメージを紡ぎ出す。変幻自在、越境する言葉のマジック!“ゴット(神)ハルト(硬い)は、わたしという粘膜に炎症を起こさせた”ヨーロッパの中央に横たわる巨大な山塊ゴットハルト。暗く長いトンネルの旅を“聖人のお腹”を通り抜ける陶酔と感じるわたしの微妙な身体感覚を詩的メタファーを秘めた文体で描く表題作他2篇。日独両言語で創作する著者は、国・文明・性など既成の領域を軽々と越境、変幻する言葉のマジックが奔放な詩的イメージを紡ぎ出す。室井光広多和田文学のキャラクターたちを形容するにふさわしい言葉を今次もうひとつ見つけた。――あやかしの歩行巫女(あるきみこ)。(略)アルキミコたちは男流的押しつけがましさを軽くいなしながら、奥を幻視する。閉じ込められた奥ではどんなあやしの幻術がおこなわれるのか。それは決して偉大なものではなく、たとえば本書に何度か使われている言葉をかりて簡単にいうなら壁を、皮膚の暖かさをもつ皺のイメージにも重なる襞に変異させるような術だ。――

2386 円 (税込 / 送料込)

家父長制と資本制: マルクス主義フェミニズムの地平 (岩波現代文庫 学術 216)

家父長制と資本制: マルクス主義フェミニズムの地平 (岩波現代文庫 学術 216)

◆商品名:家父長制と資本制: マルクス主義フェミニズムの地平 (岩波現代文庫 学術 216)女性への抑圧はいったい何に由来するのか。著者は主婦・家事労働に着目しつつ、階級闘争でも性解放運動でも突破しえなかった、近代資本制社会に特有の女性抑圧構造を、理論的、歴史的に明快に論じてみせた。マルクス主義フェミニズムの立場を打ち出し、研究の新たな地平を拓いた記念碑的著作。

2273 円 (税込 / 送料込)

増補 ソクラテス (ちくま学芸文庫 イ 51-1)

増補 ソクラテス (ちくま学芸文庫 イ 51-1)

◆商品名:増補 ソクラテス (ちくま学芸文庫 イ 51-1)ソクラテス哲学の核心には無知の自覚と倫理的信念に基づく反駁的対話がある。その意味と構造を読み解き、西洋哲学の起源に迫る最良の入門書。

1965 円 (税込 / 送料込)

百人一首という感情

百人一首という感情

◆商品名:百人一首という感情最果タヒ × 百人一首 ふたたび!記憶が歴史に変わっていく中で消されていった感性のまたたき―― 100のエモいを大解剖。映画、展覧会、WEB、広告、音楽…あらゆる場所へことばを届け、新しい詩の運動を生み出し続ける詩人・最果タヒ。清川あさみとの共著『千年後の百人一首』で挑んだ現代語訳では、千年前から届いた百の思いにどう向き合い、胸に刺さる詩のような新訳が生まれたのか・百首を扉にして読む、恋愛談義、春夏秋冬、生き生きとしたキャラ、人生論。そして、最果タヒの創作の秘密。いちばん身近な百人一首案内エッセイ、誕生!

2105 円 (税込 / 送料込)

言葉を復元する ――比較言語学の世界 (ちくま学芸文庫ヨ-20-1)

言葉を復元する ――比較言語学の世界 (ちくま学芸文庫ヨ-20-1)

◆商品名:言葉を復元する ――比較言語学の世界 (ちくま学芸文庫ヨ-20-1)幻の〈祖語〉を求めて言語はいかに生まれ、変わりゆくのか。その永遠の謎に迫る世界水準の入門書記録以前の言語を再建し、言語変化のメカニズムを解き明かす――それが比較言語学という営みだ。第一人者がその手法を丁寧に紹介する最良の入門書。===言語はいかにして生まれ、変化するのか。そのメカニズムを解明するのが比較言語学という学問だ。現存する言語や死語となった言語を突き合わせることで記録以前の言語を再建し、各言語を歴史的に位置づけていくその試みは、ソシュールをはじめとする多くの学者たちを魅了してきた。本書では、ヒッタイト語などの印欧アナトリア諸語のみならず、ギリシア語、ラテン語、古教会スラブ語、古期アイルランド語、ゲルマン語、サンスクリット語など、多数のインド・ヨーロッパ語に通じた世界的な比較言語学者が、その本質や具体的アプローチを丁寧に掘り下げて紹介する。第一人者による最良の入門書。【目次】まえがき第1章 言語の歴史を考える第1節 言語は変化する第2節 言語の歴史的研究とは第3節 解読第2章 比較方法第1節 祖語を推定する第2節 比較方法第3節 再建される祖語の性格第4節 系統樹モデルと波状モデル第5節 変化の起こった相対的な時期第3章 内的再建法第1節 条件変化の起こった環境が残っている場合第2節 条件変化の起こった環境が失われた場合第3節 内的再建法の限界第4章 類推第1節 類推の役割第2節 パラダイムの画一化第3節 残存形式第4節 クリウォーヴィッチの類推の法則第5節 類推と内的再建法第5章 生成文法から音変化をみる第1節 生成音韻論とは第2節 言語変化のメカニズム第3節 規則の追加第4節 基底表示の組み替え第5節 規則の順序替え第6節 規則の消失第7節 規則の挿入第8節 生成文法と類推キーワード/さらに広く知りたい人のために/初版あとがき/文庫版あとがき

1684 円 (税込 / 送料込)

漱石がいた熊本

漱石がいた熊本

◆商品名:漱石がいた熊本漱石没後100年・生誕150年を記念して西日本新聞(熊本県版)に連載された漱石がいた熊本を再構成。熊本での暮らし、家族、教師生活、英国留学、漱石をめぐる人々。漱石のいた熊本の風景に思いを馳せるとき、漱石はより身近に感じられる。

3228 円 (税込 / 送料込)

ツァラトゥストラ (上) (光文社古典新訳文庫 Bニ 1-3)

ツァラトゥストラ (上) (光文社古典新訳文庫 Bニ 1-3)

◆商品名:ツァラトゥストラ (上) (光文社古典新訳文庫 Bニ 1-3)

1095 円 (税込 / 送料込)

永遠の平和のために (講談社学術文庫 2701)

永遠の平和のために (講談社学術文庫 2701)

◆商品名:永遠の平和のために (講談社学術文庫 2701)イマヌエル・カント(1724-1804年)が1795年に発表したこの小著の日本語訳の主なものは四種類あります(高坂正顕訳(1949年)、宇都宮芳明訳(1985年)、中山元訳(2006年)、池内紀訳(2007年))。それらはすべて『永遠平和のために』というタイトルで出され、多くの読者の手にされてきました。では、なぜあえて新しい訳を出すのか――練達の訳者は、思案した末、やはり新しい日本語訳が必要だという結論に達して、本書を仕上げました。その一例は、本書第1章のはじめにあるFriede, der das Ende aller Hostilitaten〔原文はaにウムラウト〕bedeutetという個所です。既存の訳の訳文を一覧にすると次のようになります。(高坂正顕訳)平和とはあらゆる敵意の終末を意味し(宇都宮芳明訳)平和とは一切の敵意が終わることで(池内紀訳)平和というのは、すべての敵意が終わった状態をさしており(中山元訳)平和とはすべての敵意をなくすことであるからこれらの日本語を読むと、カントは誰もが敵意を捨て、心のきれいなよい人になった状態を平和と呼んでいる、と思うのではないでしょうか・ そのとおりだとすれば、ほんの少しでも敵意を抱くことがあるなら、決して平和は訪れない、ということになります。しかし、そもそも敵意をまったく抱かないなどということがありうるのだろうかと考えると、カントは現実離れした理想を語っていたと感じられてきます。でも、ここでちょっと考えてみよう、と本書の訳者は言います。原文にあるHostilitatenを敵意と訳すのは本当に正しいのだろうか、と。確かにHostilitat(単数)は敵意だけれど、カントがここで書いているのはHostilitatenという複数形です。これは敵対行為、戦闘行為を意味します。だから、この個所は次のように訳すべきでしょう。(本書)平和とは、あらゆる戦闘行為が終了していることであり上の四種の訳文とはずいぶん意味が異なるのではないでしょうか。こんなふうに、この著作は現実離れした理想を語ったものではなく、現実から離れずに永遠の平和というプロジェクトを提示したものなのです。カントの本当の意図は、本書を通してこそ明らかになるでしょう。本書の内容第1章 国どうしが永遠の平和を保つための予備条項その1/その2/その3/その4/その5/その6第2章 国と国のあいだで永遠の平和を保つための確定条項永遠の平和のための確定条項 その1/永遠の平和のための確定条項 その2/永遠の平和のための確定条項 その3補足 その1/その2付 録

955 円 (税込 / 送料込)

ドゥルーズの哲学 生命・自然・未来のために (講談社学術文庫 2325)

ドゥルーズの哲学 生命・自然・未来のために (講談社学術文庫 2325)

◆商品名:ドゥルーズの哲学 生命・自然・未来のために (講談社学術文庫 2325)差異を生きる、とはどういうことなのか。ドゥルーズの単著を深く読み込んだ上で、微分的なるものにその哲学の本質を見いだした、記念碑的名著。『差異と反復』は、たんに有名な現代思想の一つにすぎないのではない。分子生物学などの知見を取り込みつつ、生きることそのものを哲学した傑出した著作なのだ。ドゥルーズの思考によりそい、新しい哲学と倫理のあり方を示した快著の文庫化なる!ジル・ドゥルーズ(1925-1995)は、20世紀後半を代表する哲学者、哲学研究者です。わが国でも、早くは、浅田彰『構造と力』、蓮實重彦『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』などにより、紹介されてきました。21世紀の現在でも、なお、現代思想を代表する哲学者といえます。ただ、日本への移入は、ドルゥーズのある一面に焦点をあてたという側面があり、また、日本の読者もそれを受容してきた歴史があります。ドゥルーズの主著は『差異と反復』です。差異とは何か、反復とはどういうことか、それこそが、ドゥルーズの哲学の根本と言えます。本書は、このテーマに真正面からとりくみ、ドゥルーズ研究の画期をなした力作です。『差異と反復』は、分子生物学が誕生して間もない頃、その自然科学が持つ潜在力を認識しながら、新しい生命哲学を示そうとしました。そこには、微分という契機が不可欠でした。では、なぜ、微分なのか・本書は、そのスタート地点から始めて、周到にドゥルーズの思考をたどり、やがてスピノザ研究やニーチェ研究、また映画の研究を通じて、新しい倫理を引き出そうとした彼の哲学のみちすじを明らかにしていきます。差異とは、乱暴に一例をあげれば、たとえば、誰も同じ人間ではない、あるいは私自体も、時間とともに変化して同じ存在ではありえない、ということです。世界はそのようにして出来ている。紛争や格差が広がる現代世界の困難な状況を見ても、誰も、何も、同じでないことが、問題の根本の契機になっていることはあきらかでしょう。では、差異を生きるとは、どういうことなのか。それを考えるうえでも、本書は必読の入門書といえます。

1684 円 (税込 / 送料込)

古事記 壱: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)

古事記 壱: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)

◆商品名:古事記 壱: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)日本古典が親しみやすい形で甦る!第1弾!日本古典文学の名作をベテラン漫画家が原典に沿ってビジュアル化する新シリーズ! 第1期として奈良・平安・鎌倉期の7作品10巻を刊行。各ベテラン漫画家ならではの漫画化で古典作品の魅力が倍増!読み応えと格調のある内容で、大人の古典鑑賞、入門に最適!シリーズ第一弾として、昨年1300年紀を迎えた日本誕生ロマン『古事記』を、世界の神話・伝承を描いてきた里中満智子が、2巻立てで漫画化。そのとして、この世の始まり天の岩屋戸八俣大蛇大穴牟遅根之堅州国大国主神国譲り天孫降臨木花之佐久夜毘売山幸彦と海幸彦豊玉毘売神武東征天皇誕生欠史八代など収録。巻末寄稿/竹田恒泰。

2245 円 (税込 / 送料込)

現代倫理学入門 (講談社学術文庫 1267)

現代倫理学入門 (講談社学術文庫 1267)

◆商品名:現代倫理学入門 (講談社学術文庫 1267).私はこの本で、現代の倫理学で議論される原理的な問題と応用倫理学で取り扱われる内容を、明確に描き出したい。それには日常生活で出会う倫理問題を考えることが、現代倫理学の中心問題を理解する早道だと思う。難しい術語や学説の違いを知るより、現代の倫理学者達の議論の中身に入ってもらいたいという気持ちで書いた。何よりもまず、読み物として面白く通読できるよう心がけた。(あとがきより)

1684 円 (税込 / 送料込)

ロラン・バルト モード論集 (ちくま学芸文庫 ハ 9-7)

ロラン・バルト モード論集 (ちくま学芸文庫 ハ 9-7)

◆商品名:ロラン・バルト モード論集 (ちくま学芸文庫 ハ 9-7)

1263 円 (税込 / 送料込)

神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫 Bス 1-1)

神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫 Bス 1-1)

◆商品名:神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫 Bス 1-1)

1824 円 (税込 / 送料込)

新釈 現代文 (ちくま学芸文庫) (ちくま学芸文庫 タ 30-1)

新釈 現代文 (ちくま学芸文庫) (ちくま学芸文庫 タ 30-1)

◆商品名:新釈 現代文 (ちくま学芸文庫) (ちくま学芸文庫 タ 30-1)

1544 円 (税込 / 送料込)

物語日本史(中) (講談社学術文庫 349)

物語日本史(中) (講談社学術文庫 349)

◆商品名:物語日本史(中) (講談社学術文庫 349)平安の世に権勢並ぶものなき栄華を誇った藤原氏。その華やかな貴族文化も地方政治の乱れから次第に崩壊し、代わる新興武家勢力の両雄・源氏と平氏の宿命的な争いとなる。本巻では、保元・平治の乱に始まる源平の合戦から室町幕府の終末までを取りあげ、乱世における武家政治の不条理を描く。平清盛-源頼朝-足利尊氏と受け継がれた覇権は途絶え、応仁の乱をもって日本の中世は幕を閉じんとする。

1404 円 (税込 / 送料込)

ドゥルーズ 流動の哲学 増補改訂 (講談社学術文庫 2603)

ドゥルーズ 流動の哲学 増補改訂 (講談社学術文庫 2603)

◆商品名:ドゥルーズ 流動の哲学 増補改訂 (講談社学術文庫 2603)没後20年を過ぎた今も世界中で多くの読者を獲得し続けている哲学者ジル・ドゥルーズ(1925-95年)。初の単著『経験論と主体性』(1953年)から『ニーチェと哲学』(1962年)、『カントの批判哲学』(1963年)を経て『ベルクソニスム』(1966年)に至る哲学者のモノグラフィーを発表したドゥルーズは、続いて『差異と反復』(1968年)と『意味の論理学』(1969年)を解き放ち、世界に衝撃を与えた。進化を続ける哲学者は、次に精神分析家フェリックス・ガタリ(1930-92年)との協働を始動させ、『アンチ・オイディプス』(1972年)と『千のプラトー』(1980年)という恐るべき著作を完成させる。その後、記念碑的な映画の哲学『シネマ』全2冊(1983年、85年)、ライプニッツ論『襞』(1988年)といった単著の執筆に戻ったドゥルーズは、最後にもう一度、ガタリとの共著『哲学とは何か』(1991年)を発表。そして、1995年11月4日、みずから命を絶った。本書は、1976年から83年――『千のプラトー』から『シネマ』へと至る時期にドゥルーズ本人の薫陶を受け、その指導の下で博士論文を書いた著者が、主要著作の読解を通して師の歩んだ道のりをたどり直し、初めて1冊にまとめたものである。2001年に講談社選書メチエとして出された原著は、20世紀最大の哲学者の全容に触れたい人の最初の一冊として広く親しまれてきたが、このたび、大幅な加筆・訂正を経た決定版をお送りする。ひたすら愚直に、そして誠実に主要著作を読み解いていった約20年前の作業を現在のまなざしで見直した著者は、いまはドゥルーズについて書くべきことを書き終えなければ、と思う。量ではなく、質の問題、いやまさに強度の問題であると書いている。こうして生まれ変わった本書は、今後も新たな輝きを放ち続けるだろう。本書の内容この本にいたるまで――学術文庫版に寄せてプロローグ――異人としてのドゥルーズ第一章 ある哲学の始まり――『差異と反復』以前第二章 世紀はドゥルーズ的なものへ――『差異と反復』の誕生第三章 欲望の哲学――『アンチ・オイディプス』の世界第四章 微粒子の哲学――『千のプラトー』を読み解く第五章 映画としての世界――イマージュの記号論第六章 哲学の完成エピローグ――喜びの哲学文献一覧あとがき学術文庫版あとがきジル・ドゥルーズの生涯と主要著作

2105 円 (税込 / 送料込)

方法序説 (ちくま学芸文庫 テ 6-3)

方法序説 (ちくま学芸文庫 テ 6-3)

◆商品名:方法序説 (ちくま学芸文庫 テ 6-3)

1347 円 (税込 / 送料込)

天皇と右翼・左翼 (ちくま新書)

天皇と右翼・左翼 (ちくま新書)

◆商品名:天皇と右翼・左翼 (ちくま新書)日本を動かしたのは幕末以来の天皇家と旧宮家の対立と裏社会の暗闘だった。従来の右翼・左翼観を打ち破り、日本の支配層における対立構造を天皇を軸に描き直す。

1404 円 (税込 / 送料込)

リヴァイアサン (下) (ちくま学芸文庫 ホ-22-3)

リヴァイアサン (下) (ちくま学芸文庫 ホ-22-3)

◆商品名:リヴァイアサン (下) (ちくま学芸文庫 ホ-22-3)キリスト教徒の政治的共同体における本質と諸権利、そして暗黒の支配者たちを論じて大著は完結する。近代政治哲学の歩みはここから始まった。===政治的共同体を永続させる諸原理は、聖書に由来するとして、次にキリスト教論が大規模に展開される。神の国と現世の政治的共同体との間に横たわる忠誠をめぐる分裂。ホッブズの政治理論はどのようにして問題の解決を図ったか。神の法は自然の法であるため、われわれは信義を守り、相互協約の上に設立された政治的主権者に服従すべきである。そしてそこにこそ来世における救済はある。これがホッブズの提示した答えであった。下巻には第三部 キリスト教徒から成る政治的共同体について第四部 暗黒の王国についてを収め、巻末にはホッブズ問題に触れた訳者の解説的論考と年譜、索引を付す。===不朽の古典、新訳神への忠誠と政治的統治者への忠誠。分裂はいかに架橋されたか。キリスト教政治学が展開される。===【目次】第三部 キリスト教徒から成る政治的共同体について第三十二章 キリスト教政治学の諸原理について第三十三章 聖書の諸篇の数、古さ、意図、権威および解釈者について第三十四章 聖書の諸篇における霊、天使および霊感の意味について第三十五章 聖書における神の王国、聖なる、神に捧げられた、および聖礼典の意味について第三十六章 神の言葉および預言者たちについて第三十七章 奇跡とその効用とについて第三十八章 聖書における永遠の生命、地獄、救済、来世、および贖罪の意味について第三十九章 聖書における教会という語の意味について第四十章 アブラハム、モーセ、大祭司たち、ユダの王たちにおける神の王国の諸権利について第四十一章 われわれの祝福された救世主の職務について第四十二章 教会権力について第四十三章 人が天の王国に受け入れられるために何が必要かについて第四部 暗黒の王国について第四十四章 聖書の誤った解釈に由来する霊的暗黒について第四十五章 異邦人たちの宗教における魔物学およびその他の遺物について第四十六章 空虚な哲学と架空の伝説とに由来する暗黒について第四十七章 そうした暗黒に由来する利益および誰に対してそれが生じるかについて総括および結論解説にかえて――三つのホッブズ問題をめぐる断想略年譜人名索引事項索引

2386 円 (税込 / 送料込)

悪について (ちくま学芸文庫)

悪について (ちくま学芸文庫)

◆商品名:悪について (ちくま学芸文庫)人間の本性を問う私たちはなぜ生を軽んじ、自由を放棄し、進んで悪に身をゆだねてしまうのか。人間の所業とは思えないような残虐きわりない行為がくり返されるのはなぜなのか。悪は人間であることの宿命なのか。『自由からの逃走』で、自由の重荷に耐えかねナチズムへと傾倒していく人々の心理状況を克明に辿ったフロムは、本書でその考察をさらに深め、人間の本性と悪との原理的な関係に迫る。人を悪へと導くさまざまな要因を究明するなかで、しだいに人間らしく生きることの本当の意味が浮き彫りにされていく―。代表作『愛するということ』と対をなす不朽の名著を清新な訳文で。解説=出口剛司【目次】第1章 人間―狼か羊か第2章 さまざまな形態の暴力第3章 死を愛すること 生を愛すること第4章 個人と社会のナルシシズム第5章 近親相姦的な結びつき第6章 自由、決定論、二者択一論

1544 円 (税込 / 送料込)

存在の大いなる連鎖 / 原タイトル:THE GREAT CHAIN OF BEING[本/雑誌] (ちくま学芸文庫) (文庫) / アーサー・O.ラヴジョイ 内藤健二

【メール便不可商品】存在の大いなる連鎖 / 原タイトル:THE GREAT CHAIN OF BEING[本/雑誌] (ちくま学芸文庫) (文庫) / アーサー・O.ラヴジョイ 内藤健二

ご注文前に必ずご確認ください<商品説明>至高の存在である神から、非存在すれすれの被造物へ。この宇宙はあらゆる階層の存在で充満した、連続する鎖の環である-。「存在の大いなる連鎖」とは、プラトンに淵源するこのような観念のことをいう。「充満」と「連続」という、この二つの原理がいわば無意識のうちに人々に作用し続け、西洋において一つの世界観を作ってきたのだった。古代ギリシャから18世紀におよぶ約2000年の観念の歴史を学際的方法で描き出し、学問分野としての「観念史」(history of ideas)の確立を宣言した記念碑的著作。<収録内容>第1講 序論 観念の歴史の研究第2講 ギリシャ哲学におけるその観念の創始-三つの原理第3講 存在の連鎖と中世思想における内的対立第4講 充満の原理と新しい宇宙観第5講 ライプニッツとスピノーザにおける充満と充分理由について第6講 十八世紀における存在の連鎖および自然における人間の地位と役割第7講 充満の原理と十八世紀楽天主義第8講 存在の連鎖と十八世紀生物学の或る側面第9講 存在の連鎖の時間化第10講 ローマン主義と充満の原理第11講 歴史の結果とその教訓<商品詳細>商品番号:NEOBK-1495328Asa O. Love Joy / Cho Naito Kenji / Yaku / Sonzai No Oinaru Rensa / Original Title: the GREAT CHAIN of BEING (Chiku Ma Gakugei Bunko)メディア:本/雑誌重量:150g発売日:2013/05JAN:9784480095367存在の大いなる連鎖 / 原タイトル:THE GREAT CHAIN OF BEING[本/雑誌] (ちくま学芸文庫) (文庫) / アーサー・O.ラヴジョイ 内藤健二2013/05発売

1980 円 (税込 / 送料別)

ラブイユーズ / 原タイトル:La Rabouilleuse[本/雑誌] (光文社古典新訳文庫) / バルザック/著 國分俊宏/訳

ラブイユーズ / 原タイトル:La Rabouilleuse[本/雑誌] (光文社古典新訳文庫) / バルザック/著 國分俊宏/訳

ご注文前に必ずご確認ください<商品説明>元近衛竜騎兵のフィリップは、酒や賭博に興じ、勤め先や家族の金を使い込んだ挙げ句、軍の謀議に関与して収監される始末。息子を溺愛する母は、釈放に必要な金を工面しようと実家の兄に援助を求めるが、そこでは美貌の家政婦とその恋人が家長を篭絡して実権を握っていたのだった...。<商品詳細>商品番号:NEOBK-2788767Baruzakku / Cho Kokubu Toshihiro / Yaku / Love Iyuzu / Original Title: La Rabouilleuse (Kobunsha Koten Shinyaku Bunko)メディア:本/雑誌重量:365g発売日:2022/10JAN:9784334754693ラブイユーズ / 原タイトル:La Rabouilleuse[本/雑誌] (光文社古典新訳文庫) / バルザック/著 國分俊宏/訳2022/10発売

1848 円 (税込 / 送料別)