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![三澤勝衛「風土産業」を読む ー 未来をひらく真の地方振興の道 ー【電子書籍】[ 志村明善 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/rakutenkobo-ebooks/cabinet/1433/2000008471433.jpg?_ex=128x128)
【電子書籍なら、スマホ・パソコンの無料アプリで今すぐ読める!】三澤勝衛「風土産業」を読む ー 未来をひらく真の地方振興の道 ー【電子書籍】[ 志村明善 ]
<p>「真の地方振興とは、風土を基調とする産業を興すことである。」<br /> 風土は大自然そのものである。自然に善、悪はない。それを善とするのも、悪とするのも、それはわれわれ人類の心がけだけのものである。その風土の力をいかに発見し、いかに生活のなかに産業のなかに織り込むべきか、すなわち、風土を基調に産業を構成していくか、解き明かす。</p> <p>まえがき<br /> 地方振興は風土産業の振興を中心におく<br /> はじめに<br /> 風土を究明し産業と生活に織り込む<br /> 第一章 風土とは何か<br /> 一、風土とは大地と大気の接触面<br /> 二、風土の生成<br /> 1 大気が均一で地形に変化がある場合 2 大地がほぼ同一で大気に変化がある場合<br /> 3 実際に近い場合 4 地被の影響 5 土壌の影響<br /> 三、風土の表現体は土壌、植生、動物、人類の四つ<br /> 四、風土は大地、大気、生物の三位一体的なもの<br /> 第二章 風土性の究明ー指針植物による判定法<br /> 一、指針植物<br /> 1 北海道の例 2 吉野地方の例 3 湯浅辰彦氏の土壌肥痩鑑別法 4 村岡硯市氏の野生草木肥痩鑑別法 5 耐寒性による樹種の分類 6 たねの萌芽力の強いもの<br /> 二、土壌反応<br /> 三、植物の種類の変化<br /> 第三章 風土の活用ー風土の力を生かす<br /> 一、自然に善悪はない<br /> 二、低温の活用<br /> 1 穂高のワサビ 2 諏訪の寒天<br /> 三、雪の活用<br /> 1 信濃川沿岸のチューリップ 2 山形のラミー 3 秋田、山形のアケビのつる細工<br /> 4 日本アルプスのウトウブキ 5 山形の雪菜、雪萌やし<br /> 6 信州積雪地帯の漬菜、雪納豆 7 飯山盆地の製紙業<br /> 四、冷水の活用<br /> 1 柏原の鎌 2 鯖江の鍛冶工業 3 土用のホウレン草<br /> 五、低温利用の産業<br /> 1 北ドイツ平原のジャガイモとテンサイ 2 菅平高原のジャガイモ<br /> 3 軽井沢の工業 4 佐久高原のフリージア、ウメの花<br /> 5 信州のマツタケ、リンゴ、早つけダイコン 6 下久堅村南原のムギ<br /> 7 中沢の凍み染<br /> 六、風の活用<br /> 1 民家 2 蚕種製造適地 3 ウルシの防風林 4 ササゲの適地<br /> 七、養蚕の風土<br /> 1 夏秋蚕の飼育の適否 2 場所のちがいで風土は変わる 3 風道の観察が大切<br /> 4 風通しと日覆の注意と工夫<br /> 八、自然に無用無駄なものはない<br /> 九、風土の取り入れ<br /> 1 野沢平のコイの養殖 2 湧き水利用のウナギ養殖の失敗<br /> 十、根本思想は利得よりものを生かすこと<br /> 第四章 風土性の観察要諦ー風土計<br /> 一、風土性は地方的、局所的<br /> 二、卓越風を知る<br /> 三、卓越風指標植物<br /> 1 山の木、里のカキの木の傾き 2 ヨシ、 アカマツの緑の傾き 3 霧氷<br /> 四、空中湿度指標植物<br /> 1 スギゴケ 2 サルオガセ 3 ノキシノブ 4 スギの樹皮<br /> 五、気温を測る<br /> 1 寒暖計を置く場所 2 気温と体感温度のちがい<br /> 六、農業経営の適期<br /> ヒガンザクラの開花期<br /> 七、気候の長期予測<br /> 中国大陸の春の気候で日本の夏の気候を予測<br /> 八、自然の動きと農事作業の適期<br /> 1 ヤマザクラの開花期 2 代かき馬 3 カエル、ハエ、セミ、ケムシの動き<br /> 九、万物は風土の現れ<br /> 1 ウシやウマの季節の感性 2 風土の表現体<br /> 第五章 地方振興の真髄ー風土の真相を究め災害防止を図る<br /> 一、真の地方振興は、風土を基調とする産業を興すこと<br /> 二、風土には短所も害悪もない<br /> 三、自然現象の真相を究め災害防止の途を開く<br /> 1 霜害気流の観察 2 霜害防止の実践<br /> 第六章 地方振興の将来性ー個性化、特色化時代の産業計画<br /> 一、市場生産時代の産業計画<br /> 二、有価値・無価格のものを産業経営に織り込む<br /> 三、清澄な空気を生かしたスイスの時計製造<br /> 四、下大岡の鉢屋ガキ<br /> 五、カリフォルニアのリンゴ<br /> 六、産業計画は時代性を考慮し、風土との調和が大切<br /> 第七章 風土産業の選択ー風土に調和した産業の発見<br /> 一、巨木大樹による適地の発見<br /> 二、年ごとによる豊凶調べ<br /> 三、特異現象の調査<br /> 1 カキの隔年結果 2 クリ、クルミの隔年結果 3 穀物の隔年結果<br /> 4 苗代田の経営<br /> 四、風土の人工補充のあり方<br /> 1 善光寺平のコメ、ムギの二毛作 2 犀川丘陵地のタバコ栽培<br /> 五、風土にそくする生産物こそ個性化、特色化時代に強み<br /> 六、一木一石までも生かす<br /> 1 小石利用のブドウ栽培 2 信州熊野沢のサツマイモの石垣栽培<br /> 3 信州佐久高原三岡村の小石利用のナス栽培<br /> 七、多方面にある風土産業の可能性<br /> 第八章 風土産業の完成ー風土産業の発展策<br /> 一、とくにその地域によく育つ動物、植物を発見する<br /> 山菜、山果の生産<br /> 二、 新品種の育成<br /> 1 ミチューリンの新品種育成 2 長野市郊外のシロウリ<br /> 3 南佐久切原村のダイコンの改良<br /> 三、作物の生態学的研究と品種改良<br /> 適切な品種改良が土地利用を高める<br /> 四、新品種の移入と輸入<br /> 五、真の地方振興の実現はその地方の人の一致協力、常住不断の努力から<br /> 1 イネの無芒愛国の栽培 2 信濃川下流の草花栽培 3 久能山のイチゴの石垣栽培<br /> 4 人絹糸の開発はカイコの観察から 5 松尾村の凍豆腐の製造<br /> 第九章 風土産業の強化ー連環式経営のすすめ<br /> 一、北ドイツのテンサイ、ジャガイモの栽培とブタの飼育の連環式経営<br /> 二、大自然の理法にそくする連環式経営<br /> 三、生態系における循環と工場生産の本質<br /> 四、太陽エネルギーを固定する緑化が風土産業の根底<br /> 五、動物と植物の組み合わせが大自然の根本形態<br /> 六、連環式経営の展開<br /> 信州横川の凍み豆腐造り<br /> 七、廃棄物ゼロの経営<br /> 八、連環式経営の積極導入<br /> 第十章 結びーこれからの産業のあり方<br /> 風土産業のすすめ<br /> あとがき</p>画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちら をクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。
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