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生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)

生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)

◆商品名:生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)奇跡のように実現した二人の出会い、そして最後の対話――。河合隼雄と小川洋子の物語の魂が静かに響き合う。人々の悩みに寄り添い、個人の物語に耳を澄まし続けた臨床心理学者と、静謐でひそやかな小説世界を紡ぎ続ける作家。二人が出会った時、『博士の愛した数式』の主人公たちのように、魂のルートが開かれた。子供の力、ホラ話の効能、箱庭のこと、偶然について、原罪と原悲、個人の物語の発見……。それぞれの物語の魂が温かく響き合う、奇跡のような河合隼雄の最後の対話。【目次】I:魂のあるところ友情が生まれるとき数字にみちびかれて永遠につながる時間子供の力ホラ話の効能II:生きるとは、自分の物語をつくること自分の物語の発見偶然に気づくこと黙っていられるかどうか箱庭を作る原罪と物語の誕生多神教の日本に生まれた『源氏物語』死への思い、個への執着原罪と原悲西欧一神教の人生観厳密さと曖昧さの共存忘れていたことが出て来る傍にいること二人のルート――少し長すぎるあとがき:小川洋子小川洋子1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。1988年揚羽蝶が壊れる時で海燕新人文学賞を受賞。1991(平成3)年妊娠カレンダーで芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、2013年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。『薬指の標本』『琥珀のまたたきなど多数の小説、エッセイがある。フランスなど海外での評価も高い。河合隼雄(1928-2007)兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。日本におけるユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。

679 円 (税込 / 送料込)